豪州の携帯電話事業者Vodafone Hutchison Australiaが2017年9月にGSMを終了へ
- 2016年09月30日
- 海外携帯電話
豪州の移動体通信事業者であるVodafone Hutchison AustraliaはGSM方式による2Gサービスを2017年9月30日に終了すると発表した。
Vodafone Hutchison Australiaは1993年に2Gサービスを開始したが、2016年にはすべてのデータトラヒックの80%近くがFDD-LTE方式による4Gサービスでの利用となり、2Gサービスのデータトラヒックは1%以下まで落ちた。
なお、Vodafone Hutchison Australiaの月間データトラヒックは14,000TB前後とのことである。
音声通話のトラヒックは2Gサービスが2%程度で、2Gサービスを利用していた顧客は大半がW-CDMA方式による3Gサービスまたは4Gサービスに移行しており、2Gサービスの利用者は非常に少ないことが分かる。
Vodafone Hutchison Australiaは2Gサービスの利用者に対して2Gサービスの終了を通知するとともに3Gサービスまたは4Gサービスへの移行を促進し、3G端末は29豪ドル(約2,200円)から、4G端末は99豪ドル(約7,700円)からと低価格で端末を提供する方針も示している。
2Gサービスで利用していた周波数は4Gサービスに転用し、ネットワークの強化を図る計画である。
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