米国のAT&TがTime Warnerを買収すると発表
- 2016年10月23日
- 海外携帯電話
米国の通信大手のAT&Tは米国のメディア大手のTime Warnerを買収すると発表した。
AT&TとTime Warnerの両社はAT&Tが1株あたり107.5米ドル(約11,000円)でTime Warnerの株式を現金および株式で取得することで正式に合意したという。
両社の取締役会において取引を承認しており、取引総額は約854億米ドル(約8兆8,644億円)に達するとしている。
AT&Tは傘下に移動体通信事業を手掛けるAT&T Mobilityを持ち、加入数ベースのシェアでは米国2位である。
一方で、Time Warnerはケーブルテレビ事業を手掛けるHome Box Office (HBO)、メディア事業を手掛けるTurner Broadcasting System (TBS)、映画事業を手掛けるWarner Bros. Entertainmentなどを所有し、Turner Broadcasting SystemはCable News Network (CNN)も擁する。
AT&TはTime Warnerの買収に関して相互に補完できる取引としており、AT&TはTime Warnerが所有するコンテンツを武器に加入者の獲得を目指し、同時にTime Warnerが所有するコンテンツの利用者拡大も狙うと思われる。
取引が完了すれば通信とメディアを複合した巨大な企業が誕生することになる。
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