Pantechが新機種投入を見送りへ、販売台数の目標達成は極めて厳しく
- 2016年12月22日
- Android関連
韓国のPantechはスマートフォン「SKY IM-100」を2016年6月30日に韓国で販売を開始したが、販売台数の目標達成は極めて厳しい状況であることが分かった。
SKY IM-100は清算寸前のPantechが存続に成功して韓国で発売する約1年半ぶりの新製品となり、注目度が高まり初回出荷分は完売するなど、好調なスタートを切った。
しかし、その後は販売が低調な状況が続き、店頭には在庫が十分にあるため、2016年8月頃には製造を停止したという。
Pantechは2016年末までに30万台を販売すると目標を掲げていたが、出荷台数は13万2,000台程度に留まり、販売台数は出荷台数よりさらに少なく、販売台数は目標の半数にも到達していない。
したがって、Pantechが2016年末までに30万台を販売する目標を達成することは極めて困難な状況となった。
SKY IM-100の販売不振が影響して新機種のスマートフォンは開発を保留し、新興市場に進出してSKY IM-100またはSKY IM-100の派生モデルを新興市場で販売するために注力するという。
新機種は2017年初めに発売する計画としていたが、新機種の開発と発売を強行すれば経営状況をさらに悪化させるため、既存のSKY IM-100の販売を拡大する方針に転換せざるを得なかったとしている。
主に新興市場は東南アジアや東欧をターゲットとしており、各地の現地企業と合弁会社を設立してスマートフォンを販売するため模索していると伝えられている。
また、Pantechは経営状況を改善するために4,000件ほどの特許の一部を収益化することも検討している模様である。
ライセンス契約により特許を供与するだけではなく、特許の完全な売却も含めて検討中という。
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