マレーシアのDigiが2016年Q4の業績を発表、加入件数は増加

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マレーシアの移動体通信事業者であるDigi Telecommunicationsは2016年第4四半期の業績などを公表した。

携帯電話サービスの加入件数は2016年第4四半期末で約1,229万9,000件となり、前四半期末の約1,224万9,000件から増加となった。

加入件数のうちインターネット利用契約は約808万8,000件で、前四半期末の約796万1,000件から増加している。

また、加入件数のうちポストペイド契約は約209万9,000件で、前四半期末の約199万4,000件から増加し、初めて200万件を突破した。

ポストペイド契約のうちインターネット利用契約は約182万1,000件で、前四半期末の約165万7,000件から増加している。

プリペイド契約は約1,020万件で、前四半期末の約1,025万5,000件から減少した。

なお、プリペイド契約は減少したものの、ポストペイド契約の増加により加入件数全体では増加し、プリペイド契約から収益性の高いポストペイド契約への変更もプリペイド契約の減少に反映されている。

プリペイド契約のうちインターネット利用契約は約626万7,000件で、ベースが減少した影響もあり前四半期末の約630万4,000件から減少した。

インターネット利用率は全体の約65.8%、ポストペイド契約では約86.8%、プリペイド契約では約61.4%である。

また、加入件数のうちポストペイド契約の比率は約17.1%、プリペイド契約の比率は約82.9%となっている。

マレーシアリンギット(MYR)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期の44マレーシアリンギット(約1,144円)から減少、前四半期の41マレーシアリンギット(約1,066円)から増加し、42マレーシアリンギット(約1,092マレーシアリンギット)となった。

ポストペイド契約とプリペイド契約に分けてARPUを算出すると、ポストペイド契約は前年同期および前四半期の80マレーシアリンギット(約2,080円)から増加し、81マレーシアリンギット(約2,106円)となった。

プリペイド契約は前年同期の38マレーシアリンギット(約988円)から減少し、前四半期と変わらず34マレーシアリンギット(約884円)となった。

収益は16億7,000万マレーシアリンギット(約434億円)で、前年同期の17億2,500万マレーシアリンギット(約448億円)から減少したが、EBITDAは7億4,100万マレーシアリンギット(約193億円)で、前年同期の7億100万マレーシアリンギット(約182億円)から増加した。

EBITDAマージンは約44%となり、前年同期の約41%から上昇している。

収益のうち通信事業による収益は15億5,500万マレーシアリンギット(約404億円)で、前年同期の15億8,700万マレーシアリンギット(約413億円)から減少した。

通信事業による収益のうちポストペイド契約が5億1,100万マレーシアリンギット(約133億円)で、前年同期の4億5,000万マレーシアリンギット(約117億円)から増加、プリペイド契約が10億4,400万マレーシアリンギット(約271億円)で、前年同期の11億3,700万マレーシアリンギット(約296億円)から減少した。

また、通信事業による収益のうちポストペイド契約の比率は約32.9%、プリペイド契約の比率は約67.1%である。

加入件数ベースではポストペイド契約が約17.1%に対してプリペイド契約が82.9%であるが、通信事業による収益ベースではポストペイド契約が約32.9%に対してプリペイド契約が約67.1%となり、ポストペイド契約は収益性が高いことが分かる。

LTEサービスの加入件数は約424万6,000件となり、前四半期末の約373万7,000件から増加した。

加入件数のうちLTEサービスの加入率は約34.5%である。

LTEサービスの人口カバー率は前年同期の約65%、前四半期の約78%から約85%に拡大、LTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)の人口カバー率は前年同期の約29%、前四半期の約36%から拡大して約41%としている。

Digi