docomo ARROWS X LTE F-05D レビュー
- 2012年01月16日
- docomo-FUJITSU
NTT docomo向けのFUJITSU製LTE/W-CDMA/GSM端末「docomo NEXT series ARROWS X LTE F-05D (以下、F-05D)」を触ったので、F-05Dについて感じたことを簡単に書いておこうと思う。
レビューした端末は製品版ではなく、開発途中の端末であるという点を考慮して読んでもらいたい。
カラーバリエーションはMagentaとBlue Blackが用意されている。
フロントには3つのナビゲーションキーを搭載している。
ナビゲーションキーは物理的なキーで、左からメニューキー、ホームキー、クリアキーとなっている。
NTT docomoロゴの上に通知LEDを備えている。
Magentaのフロント。
Blue Blackのフロント。
Magentaのリア。
リアはグラデーションとなっている。
F-05Dにはホームアプリとしてdocomo Palette UIとNX! comfort UIとランチャーを搭載している。
標準ではdocomo Palette UIに設定されている。
docoomo Palette UIとNX! cmfort UIは個人的に好きではないので、ランチャーに設定して操作してみた。
カクカクしたりフリーズすることは特になかったが、タッチパネルの感度は気になったところである。
ステータスバーを下した状態。
簡単な設定の変更も可能である。
ストレージは内蔵ストレージとシステムメモリに分けられている。
内蔵ストレージは合計容量が4.10GBで、空き容量が4.07GBとなっていた。
システムメモリは合計容量が1.92GBで、空き容量が1.71GBとなっていた。
内蔵ストレージはピクチャやミュージック等のメディアを保存する領域で、システムメモリはアプリを保存する領域である。
ネットワークサーチを行ってみた。
NTT DOCOMOとSoftBankのネットワークを検出した。
東名阪バンドには非対応である。
ネットワークは自動と3G・LTEとGSM・GPRSから選択可能である。
日本で使う場合は3G・LTEを選択すると良いだろう。
タッチパネルはマルチタッチに対応している。
マルチタッチは同時に4点まで検出した。
現段階ではタッチパネルの感度があまり良くなかったので、発売時までに改善してもらいたいところである。
標準ブラウザを操作してみた。
当ブログを表示したところ、概ねスムーズに操作することが出来た。
データの読み込み中や重いページを表示した時に、激しい動きで操作をすると指の動きに付いてこない場面もあった。
標準ブラウザのユーザーエージェントは下記の通り。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.5; ja-jp; f11sha Build/F0001) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
複数のベンチマークアプリケーションで性能測定を行っておいた。
ベンチマークアプリケーションでの測定結果は、状態によって数値が前後するのであくまでも参考程度にしておいてもらいたい。
使用したアプリケーションはAnTuTu Benchmark、Linpack for Android、NenaMark1、NenaMark2、Quadrant Standard Editionの5種類である。
AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは5529、Linpack for Androidのマルチスレッド処理のスコアは76.424-78.964、NenaMark1のスコアは37.10、NenaMark2のスコアは20.60、Quadrant Standard Editionのスコアは3124。
F-05DのFingerprintは下記の通り。
fujitsu/f11sha/blaze:2.3.5/F0001/eng.build.20111026.213315:user/release-keys
AnTuTu Benchmarkの詳細な結果。
今回レビューしたF-05Dのバージョン情報は下記の通り。
Model number:f11sha
Android version:2.3.5
Baseband version:C_L1_017
Kernel version:2.6.35.7 build@rx600s4-05 #1
Build number:V05R10C
展示されていたF-05Dのモデル番号はF-05Dではなくメーカー型番のf11shaとなっていることより、まだ試作機の段階であることが分かる。
現段階では評価するのは避けておくが、タッチパネルの感度は改善する必要があると感じた。
内覧会の会場では常に誰かが触っているくらい人気があった。
動作等の感じ方は現在使っている端末の違いや個人の感覚によって左右されるので、実際に購入を検討している場合は実際に触ってみてから判断することを強く勧める。
追加事項あれば、当記事に追記していく予定である。
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FOMAが最大7.2までってのが残念ですねー
でも、実測では大して変わらないのでしょうかねぇ(^^;)
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>匿名さん
ベースバンドチップのせいでHSDPA 7.2Mbpsまでとなっていますね。
まぁ、14.4Mbpsと7.2Mbpsは実測値はそんなに変わらないと思いますし、体感的にも変わらないですよ。
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こっちにもレスを
F-05Dも候補に上がっているのですが、バッテリー容量の心配と、指紋認証が削除されている、富士通はワンセグが弱いのが気がかりです。
今もF-06B使ってますが、受信状態がその前に使ってたP906iより劣ってますし・・・
同一エリアでも受信不可能とか、アンテナの向きやちょっとした移動でカクカクするし・・・
どうせなら、F-05D+SH-01Dのディスプレイ、T-01D÷3に+Android4.0なら・・・(贅沢)
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>黒猫同盟さん
確かに富士通はワンセグ感度が弱いですよね。
F-04Bを使っていたので分かります。
指紋認証ならT-01Dが対応していますね。
T-01DはREGZA Phoneを冠していますが、富士通が開発・製造しています。