HUAWEI製 Vision SoftBank 007HW レビュー (ソフトウェア篇)
- 2012年01月15日
- ブログ
AppComing様からHUAWEI(ファーウェイ)製の「Vision SoftBank 007HW (以下、007HW)」を借りたので、数回に渡ってレビューしていこうと思う。
今回は、007HWのソフトウェア周りのレビューを行う。
まずは動画をアップしたので見てもらいたい。
動画は主に画面ロック解除画面やホームアプリ等を操作した様子だ。
各種機能の説明や解説は後述する。
画面ロック解除画面はAndroid標準の一般的なUIである。
ホームアプリは標準ではきせかえLab.となっている。
バージョンは1.0.8。
一番下の列はどの面でも固定のアイコンとなり、中央のアプリケーション一覧へのリンク以外は変更することが可能だ。
左右に2個ずつ配置することが可能なので、最大で4つのアプリケーションやショートカットを配置することが出来る。
ホーム画面でメニューキーを押すと、ホーム画面の設定の項目が現れる。
きせLan.設定で設定を変更することが可能だ。
テーマの変更も可能となっている。
ホーム画面の面数は3面と5面と7面から選択可能だ。
壁紙の設定や既定のアプリからの解除もきせかえLab.設定から行える。
サポートページへのリンクも存在しており初心者にも親切と言える。
ホーム画面のホームスクリーンの位置を選ぶことが可能である。
ランチャースクロールの方向は縦と横が選べる。
縦スクロール。
横スクロール。
アプリケーション一覧画面表示時にメニューキーを押すことで、アプリケーションの並び順を変更することが可能だ。
並び順の選択肢は名前順とインストール順と使用順のみである。
テーマ変更では内蔵されている4種類のテーマから選べる。
内蔵されているテーマ以外のテーマを設定することが可能で、きせかえLab.からダウンロード出来る。
きせかえLab.へのリンクはきせかえLab.公式サイトへのリンクとなっているので、ブラウザが起動する。
007HWはホームアプリとしてはきせかえLab.以外にAndroid標準のランチャーも搭載している。
きせかえLab.の設定から既定のアプリから解除をタップした後にホームキーを押すと、アプリケーション選択画面が表示されてきせかえLab.とランチャーを選択することが可能となる。
常にこの操作で使用するにチェックを入れてからアプリケーションを選択すると、選択したアプリケーションが既定のアプリに設定される。
既定のアプリの変更はアプリケーションの管理からも行える。
ランチャーを起動してみた。
バージョンは2.3.4。
Android標準のホームアプリなので、007HW以外でもランチャーを搭載している端末は多い。
そのため、きせかえLab.より慣れやすいかもしれない。
メニューキーをホーム画面表示時に押すと、各種メニューが表示される。
ホーム画面に関する設定は壁紙以外は特にない。
カスタマイズ性はきせかえLab.の方が高いと言えるだろう。
アプリケーション一覧画面は縦スクロールとなっている。
アプリの管理を選択してすべての中からランチャーを探すと、そこから既定のアプリから解除することが可能だ。
すべてのアプリからランチャーを選択すると設定を消去というボタンがあるので、そこをタッチすると既定のアプリから解除される。
その後、ホームキーを押すとアプリケーションを選択する画面が出るので、きせかえLab.からランチャーに切り替えた時と同じ要領でホームアプリを選択する。
ステータスバーを下すと、通知等が表示される。
簡単な設定の切り替えが出来るようなトグルも用意しておいてもらいたかったところだ。
尚、海外版のHUAWEI Vision (U8850)はホームアプリとしてSPB Shell 3D UIを標準で搭載しているが、007HWは搭載していない。
次に設定項目を見てみる。
無線とネットワークにはテザリング又はそれに類する機能の項目は存在しない。
標準ではテザリングは非対応となっている。
ストレージの設定では、内部ストレージを確認することが出来る。
10個くらいアプリケーションをインストールした状態で空き容量は832MBとなっている。
日本語入力システムはFSKARENを搭載している。
バージョンは2.1.0HH04011。
テーマは10種類のテーマから選ぶことが可能だ。
キーボードの設定は10キーとQWERTYと手書きから選択する。
共通設定は当然ながら可能で、文字種別設定にしてかな漢字と英字と数字をそれぞれ設定することも可能だ。
変換候補の行数や10キーの入力方式も変更することが出来る。
10キー表示。
フリック入力においては特に不満は無かった。
QWERTY表示。
個人的にはあまり慣れなかった。
Spaceキーのサイズ等があまり気に入らなかった。
手書き入力。
画面には書いた軌道がしっかり表示されているが、認識の精度が甘いため意図しない文字が表示されることもあった。
手書き入力の精度は向上する必要がありそうだ。
設定項目は充実しており、画面タイプや自動確定の設定も用意されている。
FSKARENはキーボード上での上下左右の操作が矢印キーをフリックする操作となっており、この点は使いやすいと感じた。
文字種別やキーボードタイプを長押しすると、それぞれの設定が可能である。
ただ、IMEは良い悪いではなく好みの問題だと思うので、もしもプリインストールのIMEに合わないと感じるのであればマーケットから好みのIMEをインストールすると良い。
IMEを自由に変更することが出来るのは、Android端末の大きな魅力の一つだろう。
端末情報の画面を開いてみた。
ソフトウェア更新は端末情報画面に存在する。
適合規格情報を表示することも可能だ。
適合規格情報は一般的に言われる認証の電磁的表示のことである。
技適マークが表示される。
端末情報は製造元がHUAWEI、モデル番号が007HW、Androidバージョンが2.3.4、ベースバンドバージョンがPR3、カーネルバージョンがApps_2.6.32.9-perf、ビルド番号がU8850 V100R001C111B223SP20となっている。
設定項目の次は標準ブラウザを使用してみた。
標準ブラウザを操作した様子は動画を見てもらいたい。
スクロールやピンチ操作はスムーズである。
標準ブラウザのユーザーエージェントは下記の通り。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.4; ja-jp; 007HW Build/HuaweiU8850) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
マルチタッチは最大で5点まで検出した。
ラウンドガラスを採用しているせいか稀に反応が悪くなることはあるが、感度や精度は概ね良好である。
007HWはTelec.apkというアプリケーションを内蔵しており、ショートカット作成アプリ等を使用してホーム画面にショートカットを置くと技適マークのアイコンが現れる。
当然ながら、内容は端末情報から閲覧することが出来る適合規格情報と同じである。
007HWは電池パックは内蔵となっており、取り外しが不可である。
電源ONの状態でもSIMカードや外部メモリ(microSD/microSDHC)の脱着が出来てしまうが、電源をOFFの状態でSIMカードや外部メモリを脱着することが推奨されている。
電源ONの状態でリアカバーを外すと注意のダイアログが出るので、ダイアログ通りに従うことが好ましい。
リアカバーはWWANアンテナを搭載しているため、本体との接続端子も備えている。
そのため、リアカバーを外すと本体側が感知することが可能なので、電源ONの状態でリアカバーを外すとダイアログが出る仕組みになっていると思われる。
電源キーは長押しするとマナーモードと機内モードと電源OFFの選択肢が現れる。
再起動も用意しておいてもらいたかったところだ。
全体的に動作は概ね軽快で、快適に使用することが出来た。
コンパクトでラウンドフォルムの筺体なので、手に馴染むのも嬉しいところだ。
また、スタイリッシュなデザインやアルミニウムの高い質感、ビビッドなピンク色もなかなか気に入った。
当記事で触れなかった項目については、次回以降で扱う内容もあるので楽しみにしておいてもらえれば嬉しい。
・Vision SoftBank 007HW|製品一覧|ファーウェイ・ジャパン(Huawei Japan)
http://www.huaweidevice.jp/products/007hw/
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