docomo MEDIAS LTE N-04D レビュー
- 2012年01月16日
- docomo-NEC
NTT docomo向けのNEC CASIO Mobile Communications製LTE/W-CDMA/GSM端末「docomo NEXT series MEDIAS LTE N-04D (以下、N-04D)」を触ったので、N-04Dについて感じたことを簡単に書いておこうと思う。
レビューした端末は製品版ではなく、開発途中の端末であるという点を考慮して読んでもらいたい。
筺体サイズは大きくて、少し重く感じた。
カラーバリエーションはAdvance Blackのみが用意されている。
フロントにはナビゲーションキーを備えている。
ナビゲーションキーはタッチセンサ方式で、反応速度は良好だった。
左からメニューキー、ホームキー、クリアキーとなっている。
ディスプレイとナビゲーションキーの間隔はもう少し離して欲しいと感じた。
右の側面にはMicro USB端子とボリュームキーが配置されている。
Micro USB端子にはキャップを備える。
左の側面にはクレードル用と思われる端子が存在する。
側面に入っているオレンジ色のアクセントはカッコいいなと感じた。
リアにはカメラやフォトライトを備えている。
スマートフォンはリア全体がリアカバーとなっている端末も多いが、N-04Dはそうではないようだ。
主にホーム画面を操作した様子を動画で記録した。
ホーム画面やアプリケーション一覧画面の構成は動画を見てもらえば分かるだろう。
ステータスバーを下すと各種設定の切り替えを行うトグルも用意されている。
ホームキーを長押しするとマルチタスクを起動する。
全てのアプリを一括で終了させることも可能だ。
内蔵ストレージをチェックしてきた。
ユーザーメモリは10.67GBで、空き容量は初期状態に近い状態で10.67GBとなっていた。
システムメモリは初期状態に近い状態で2.25GBだった。
内蔵ストレージに関しては特に問題ないだろう。
ネットワークの検索を行った。
NTT DOCOMOとSoftBankのネットワークを検出した。
W-CDMA 1700(IX) MHzには非対応なので、EMOBILEのネットワークは検出しなかった。
N-04DはSIMロック解除に対応しており、理論上はLTE 2100(I) MHz, W-CDMA 2100(I)/850(V)/800(VI) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzを使用している移動体通信事業者のSIMカードを使うことが可能だ。
ただ、SIMカードのサイズはmicroSIMとなっているので注意が必要である。
フォントは3種類から選べるようになっていた。
モトヤLシーダとモトヤLマルベリとFA明朝が用意されている。
フォントが選べるのは嬉しいポイントだ。
FA明朝のようなフォントはディスプレイの高精細さが分かりやすいと感じた。
標準ブラウザを操作してみた。
ピンチ操作やスクロールを行う様子を動画で記録してきたので見ておいてもらいたい。
ピンチ操作やスクロールでは反応が遅れたりする場面もあったので、製品版までには改善する必要がありそうだ。
当ブログにアクセスした際に、標準ブラウザのユーザーエージェントを取得しておいた。
標準ブラウザのユーザーエージェントは下記の通り。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.6; ja-jp; N-04D Build/A0004401) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
ディスプレイは解像度がHD(720*1280)となっており、とても高精細に感じた。
細かい文字も読み取りやすかった。
ディスプレイの発色は鮮やかではなく、あまり好みではなかった。
マルチタッチは最大で5点まで同時に検出した。
タッチパネルの感度は製品版では向上されることを期待したいところだ。
カメラを起動してみた。
UIはなかなか使いやすいと感じた。
シャッタースピードは速くて好印象である。
カメラの画質については作例をアップしておいたので、そちらを参考にしておいてもらいたい。
設定は特に弄らず、画像サイズは最大の3264*2448で撮影。
アップした作例は下記の画像をクリック。(更にリンク先の画像をクリックすると無加工の作例の閲覧が可能)
複数のベンチマークアプリケーションで性能測定を行っておいた。
ベンチマークアプリケーションでの測定結果は、状態によって数値が前後するのであくまでも参考程度にしておいてもらいたい。
使用したアプリケーションはAnTuTu Benchmark、Linpack for Android、NenaMark1、NenaMark2、Quadrant Standard Editionの5種類である。
AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは5377、Linpack for Androidのマルチスレッド処理のスコアは64.107~69.639、NenaMark1のスコアは44.80、NenaMark2のスコアは30.80、Quadrant Standard Editionのスコアは2296。
N-04DのFingerprintは下記の通り。
DOCOMO/N-04D/N-04D:2.3.6/A0004401/eng.20120104.130531:user/release-keys
AnTuTu Benchmarkの詳細な結果。
CPUの動作周波数は1188MHz。
今回レビューしたN-04Dのバージョン情報は下記の通り。
Model number:N-04D
Android version:2.3.6
Baseband version:M0004401
Kernel version:2.6.35.11-perf ncmc@ncmc #3
Build number:A0004401
全体を通して特に大きな不満は感じなかったが、タッチパネルの感度はもう少し向上させてもらいたいと感じたところである。
レビューした端末は製品版ではなく、最終仕様は異なる可能性もあるので注意してもらいたい。
製品版では当記事で挙げた問題点が改善されていることを期待したい。
動作等の感じ方は現在使っている端末の違いや個人の感覚によって左右されるので、実際に購入を検討している場合は実際に触ってみてから判断することを強く勧める。
追加事項あれば、当記事に追記していく予定である。
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