ブラジルのOiが東ティモールのTimor Telecomを売却へ、裁判所が売却を承認
- 2017年03月23日
- 海外携帯電話
ブラジルの移動体通信事業者であるOiは東ティモール(ティモール・レステ)の移動体通信事業者であるTimor Telecomを売却することが決定的となった。
ブラジルメディアの報道によると、リオデジャネイロ第7企業裁判所はOiに対してTimor Telecomの売却を承認したという。
Oiは2016年6月にブラジル史上最大規模の負債を抱えて会社更生手続きの適用を申請し、事実上の倒産となったため、間接所有も含めて資産の売却には関連当局の承認が必要な状況となっていた。
Timor TelecomにはOiが間接的に出資しており、Oiが直接的に出資する完全子会社のPT Participacoesは直接的および間接的にTimor Telecomの株式44.17%を保有するため、Oiは間接的にTimor Telecomの株式44.17%を持つことになる。
Timor Telecomの株式取得にはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを拠点とするInvestel Communicationsのほか、フィジーの企業、東ティモールの投資家が関心を示したが、Oiは売却先をInvestel Communicationsとする方針を固めた模様である。
これまでにInvestel Communicationsは3,600万米ドル(約40億円)でTimor Telecomを取得する計画を提案したことが分かっている。
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