リビアの携帯電話事業者Libyanaが外国人のSIMカードを無効化
- 2017年04月13日
- 海外携帯電話
リビア最大手の移動体通信事業者(MNO)であるLibyana Mobile Phoneは外国人の名義で実名登録が行われたSIMカードを無効化したことが外国メディアの報道で分かった。
リビアではSIMカードの開通に際して利用者の本人確認および実名登録を要求しているが、Libyana Mobile Phoneは国家安全保障を理由として外国人の名義で登録されたSIMカードを無効化している。
無効化されたSIMカードを再び有効化するためには名義人本人が有効な査証と旅券を複写したものをLibyana Mobile Phoneに提出し、再び本人確認および実名登録を完了する必要がある。
外国人の名義のSIMカードが一斉に無効化されたため、リビアの首都・トリポリに位置するLibyana Mobile PhoneのビジネスセンターにはSIMカードを再び有効化させるために多くの外国人が行列を作ったと伝えられている。
リビアでは外国人の名義で登録されたSIMカードが販売される事例が増加しており、それを安価かつ容易に入手できる状況にあるという。
登録者と実際の利用者が異なるSIMカードの使用が拡大したことで、実名登録の意味が実質的になくなった状況となり、Libyana Mobile Phoneは外国人の名義で登録されたすべてのSIMカードを無効化に踏み切った。
なお、リビアでは加入件数規模で1位のLibyana Mobile Phone以外に同2位のAlmadar Aljadeedも同様に登録者と実際の利用者が異なるSIMカードが広く流通している状況とされているが、Almadar AljadeedはLibyana Mobile Phoneのような措置は講じていない模様である。
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