タイのLoxpac (Thailand)、北朝鮮の通信事業者NEAT&Tから配当金を受け取る

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タイのLoxley (ロックスレイ/บริษัท ล็อกซเล่ย์ จำกัด (มหาชน))の関連会社でタイのLoxpac (Thailand) (ロックスパック(タイランド)/บจ. ล็อกซแพค (ประเทศไทย))は同社の子会社で朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)の通信事業者であるNorth East Asia Telephone and Telecommunications Co., Ltd. (東北アジア電話通訊会社/동북아시아전화통신회사/บจ. เอ็นอีเอทีแอนด์ที：以下、NEAT&T)より配当金を受け取ったことを発表した。

2016年通年におけるNEAT&Tの業績に基づき、Loxpac (Thailand)がNEAT&Tより受け取った配当金は1,699万タイバーツ(約5,400万円)となった。

NEAT&TはLoxley Pacific (ロックスレイ・パシフィック)と北朝鮮の政府機関である逓信省(Ministry of Posts and Telecommunications/체신성：MPT)が完全所有するKorea Posts and Telecommunications Corporation (朝鮮逓信会社/조선체신회사：以下、KPTC)による合弁会社として北朝鮮の羅津で設立し、羅津・先鋒自由経済貿易地帯を主要な事業拠点としており、出資比率はLoxley Pacificが70%で、KPTCが30%である。

なお、Loxley Pacificは2013年後半に社名をLoxpac (Thailand)に変更しており、一方で行政区域の再編などにより羅津は先鋒と合併して羅先に、羅津・先鋒自由経済貿易地帯は羅先自由経済貿易地帯を経て羅先経済貿易地帯に変更されている。

1996年に事業を開始したNEAT&Tは北朝鮮で初めての携帯電話事業者であり、すでに携帯電話事業は終了したものの、羅先経済貿易地帯を中心に携帯電話代理店事業、インターネットサービスプロバイダ(ISP)事業、固定電話事業、国際電話事業、ケーブルテレビ事業などを手掛ける。

Loxpac (Thailand)の直近3年間の年間売上高は2014年通年が3,516万タイバーツ(約1億1,176万円)、2015年通年が3,588万タイバーツ(約1億1,405万円)、2016年通年が1億994万タイバーツ(約3億4,945万円)となり、2016年は売上高が大幅に増加した。

Loxley