ウクライナ政府、対露制裁の一環でYandexやVKなどアクセス遮断へ
- 2017年05月17日
- 海外携帯電話
ウクライナ政府はロシアの主要な検索エンジン、SNS、フリーメールへのアクセスを遮断することが分かった。
ウクライナのポロシェンコ大統領は2017年5月15日付けで対露制裁の一環としてロシアの一部サイトへのアクセスを遮断することを含めた大統領令に署名した。
制裁対象の事業体にロシアのYandex、Yandexのウクライナ法人であるYandex.Ukraine、ロシアのMail.Ru Groupなどが追加されており、ウクライナのインターネットサービスプロバイダ(ISP)は制裁対象の企業やそれの傘下企業が提供するサービスへのアクセスを禁じるよう定めている。
Yandexはロシアの検索エンジン大手で、ウクライナでは米国のGoogleに続いて利用者が多いとされている。
ロシア向けのyandex.ruやウクライナ向けのyandex.uaのほか、YandexおよびYandex.Ukraineが提供するサービスへのアクセスを全面的に遮断する。
Mail.Ru Groupはロシアなどで移動体通信事業を手掛けるMegaFone傘下となった企業で、フリーメールのサービスが有名である。
ウクライナでもMail.Ru Groupが提供するフリーメールのサービスは利用者が多い。
さらに、Mail.Ru Group傘下のVKontakte (VK)およびOdnoklassniki (OK)が提供するSNSもアクセスを禁止する対象に含まれる。
VKontakteはウクライナで最も人気の高いSNSとされており、Odnoklassnikiもウクライナで人気がある。
ロシア企業が提供するこれらのサービスはロシアはもちろんのこと、ウクライナを含めた旧ソ連圏で非常に人気が高いことで知られている。
対露制裁の一環としているが、ウクライナでも利用者が多いため、ウクライナ国民に対しても大きな影響を与える可能性が高い。
なお、制裁発動の期間は3年間と定めている。
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