韓国のSK Telecomが5CC CAを世界初の商用化
- 2017年06月04日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)を2017年6月5日に商用化すると発表した。
LTE方式のCAは最大で5搬送波まで規定されているため、SK Telecomは5CC CAの商用化によりCAの進化が最終段階に達したと主張している。
5CC CAは韓国全土の主要都市で導入し、最初の対応端末はSK Telecom向けのSamsung Galaxy S8 (SM-G950N)およびSamsung Galaxy S8+ (SM-G955N)となる。
2017年6月2日よりSK Telecom向けのSamsung Galaxy S8とSamsung Galaxy S8+に対してソフトウェアのアップデートを提供しており、アップデートを適用することで5CC CAに対応する。
通信速度は5CC CAと同時に256QAMも適用することで下り最大700Mbpsとなる。
なお、5CC CAの組み合わせはCA_1A-3A-5A-7A-7Aとなり、FDD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 7)の隣接しない20MHz幅と10MHz幅、2.1GHz帯(Band 1)の10MHz幅、1.8GHz帯(Band 3)の20MHz幅、850MHz帯(Band 5)の10MHz幅を使用する。
5CC CAの商用化は韓国初であり、世界初でもある。
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