ブータンの2016年末における携帯電話加入件数が判明、4G契約が大幅増加
- 2017年08月10日
- 海外携帯電話
ブータンの政府機関で電気通信分野などを管轄する情報通信省(Ministry of Information and Communications:MOIC)は2016年の統計情報を公開した。
2016年末時点の携帯電話サービスの加入件数が公開されており、前年同期の675,747件から3.35%増の698,373件となった。
人口普及率は前年同期の87.06%から88.50%に上昇した。
ブータンの携帯電話事業者はB-MobileブランドのBhutan TelecomとTashiCellブランドのTashi InfoCommの2社で、携帯電話事業者別の加入件数はBhutan Telecomが475,373件、Tashi InfoCommが223,000件となった。
Bhutan Telecomはプリペイド契約が97.85%の465,134件、ポストペイド契約が2.15%の10,239件、Tashi InfoCommはプリペイド契約が97.76%の218,000件、ポストペイド契約が2.24%の5,000件、合計ではプリペイド契約が97.82%の683,134件、ポストペイド契約が2.18%の15,239件である。
また、携帯電話事業者別の占有率はBhutan Telecomが前年同期比3.88ポイント減の68.07%、Tashi InfoCommが前年同期比3.88ポイント増の31.93%となった。
携帯電話サービスの加入件数のうち、データ通信利用件数は78.52%の548,346件である。
データ通信利用件数のうち、第2世代移動通信システム(2G)契約は1.44%の7,919件、第3世代移動通信システム(3G)契約は97.61%の535,259件、第4世代移動通信システム(4G)契約は0.94%の5,168件となった。
2013年にBhutan TelecomがFDD-LTE方式による4Gサービスを導入して以降、4G契約は2013年末の110件、2014年末の421件、2015年末の835件、2016年末の5,168件と順調に増加し、特に2016年は4G契約が大幅に伸長している。
Bhutan Telecomは4Gサービスの提供エリアを長らく拡大しなかったが、2016年にTashi InfoCommが4Gサービスを導入してからBhutan Telecomはようやく4Gサービスの提供エリアを大幅に拡大するなど、2016年はブータンで4Gサービスの競争が活発化した。
なお、四捨五入の適用により内訳の合計と総数の値などが一致しない場合があるため注意しておきたい。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。