フィリピンのPLDTが2017年前半の業績を発表
- 2017年08月16日
- 海外携帯電話
フィリピンのPLDTは2017年前半の業績を発表した。
2017年前半の連結売上高は前年同期比7%減の790億1,500万フィリピンペソ(約1,703億円)、サービス売上高は前年同期比6%減の753億8,300万フィリピンペソ(約1,625億円)、EBITDAは前年同期比4%増の320億1,000万フィリピンペソ(約690億円)、EBITDAマージンは前年同期比4ポイント増の42%、株主に帰属する当期純利益は前年同期比33%増の165億1,800万フィリピンペソ(約356億円)となった。
2017年第2四半期末の事業データも公開されている。
携帯電話サービスの加入件数はSmartブランドのポストペイド契約が1,353,468件、プリペイド契約が20,587,687件、プリペイド契約のみのTNTブランドが28,481,294件、Sunブランドのポストペイド契約が1,266,557件、プリペイド契約が7,014,726件、合計では58,703,732件となった。
加入件数はすべて前四半期比で減少した。
従来は最後のチャージから120日以上経過して無効化されたSIMカードを集計対象外としていたが、2017年第2四半期からは最後のチャージから90日以上チャージしていないアクティブではないSIMカードも集計対象外としており、集計対象外の範囲を拡大したことが数値上の加入件数の減少に影響したと思われる。
なお、Smartブランド、TNTブランド、Sunブランドのポストペイド契約はSmart Communicationsを通じて手掛け、Sunブランドのプリペイド契約のみDigitel Mobile Philippines (DMPI)を通じて手掛ける。
Smart CommunicationsはPLDTの全額出資子会社で、Digitel Mobile PhilippinesはPLDTが99.6%出資するDigital Telecommunications Philippines (Digitel)の全額出資子会社である。
ブランド別ではSmartブランドが21,941,155件で37.4%、TNTブランドが28,481,294件で48.5%、Sunブランドが8,281,283件で14.1%、支払方式別ではポストペイド契約が2,620,025件で4.5%、プリペイド契約が56,083,707件で95.5%、法人格別ではSmart Communicationsが51,689,006件で88.1%、Digitel Mobile Philippinesが7,014,726件で11.9%となる。
2017年第2四半期におけるフィリピンペソ(PHP)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はSmartブランドのポストペイド契約が985フィリピンペソ(約2,123円)、プリペイド契約が109フィリピンペソ(約235円)、TNTブランドが77フィリピンペソ(約166円)、Sunブランドのポストペイド契約が412フィリピンペソ(約888円)、プリペイド契約が82フィリピンペソ(約177円)となった。
なお、PLDTにはNTT DOCOMOが資本参加しており、出資比率は8.6%である。
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