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NTTドコモ、基地局のカバーエリアを拡大するアクティブアンテナの屋外実験に成功



NTTドコモは基地局のカバーエリアを拡大するアクティブアンテナの屋外実験に成功したと発表した。
アクティブアンテナを用いた日本初の屋外実験で、基地局の電気的損失を低減することに成功し、それによってより効率的に電波を送受信することが可能となる。
そのため、基地局のカバーエリアの拡大を実現するとのことである。
アクティブアンテナを用いた基地局は、従来型アンテナを用いた基地局より広範囲をカバーするため、ルーラルエリアにおけるネットワークの構築や災害発生時等に有効活用できると見られる。
今回の屋外実験では従来型アンテナを用いた基地局と比較し、基地局の電気的損失を4dB低減することを確認し、カバーエリアが約1.7倍に拡大することになるとしている。
アクティブアンテナはアンテナ素子と無線機を一体化したことで小型化に成功し、設置が困難であった場所にも設置可能としている。
アンテナ素子毎に無線機を搭載するため、無線機が故障しても継続してサービスを提供できることも特徴となっている。
多アンテナ伝送技術であるMIMOとの相性が良く、LTE-Advanced以降の次世代規格のネットワーク構築の効率化も期待されている。
実験に用いられた設備は、日本電業工作製のアクティブアンテナとNTTドコモのLTE基地局で構成した実験局とのことである。
・NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/02/21_00.html

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