北朝鮮で新型スマホArirang161 (アリラン161)を発売、指紋認証に対応

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朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)のArirang IT Exchange Company (アリラン情報技術交流社)はスマートフォン「Arirang161 (アリラン161)」を発売したことが分かった。

北朝鮮のPyongyang Moranbong Publishing (平壌牡丹峰編集社)が運営するDPRK TODAY (朝鮮の今日)が報じている。

Arirang161は北朝鮮のMay 11 Factory (5月11日工場)が所有するArirang (アリラン)ブランドを冠したスマートフォンである。

ディスプレイのサイズは約4.7インチで、2014年に発売されたArirang AP121 (アリランAP121)や2016年に発売されたArirang151 (アリラン151)の約5.0インチより小さくなるが、Arirang161は持ちやすさを重視している。

筐体は薄型かつ軽量に仕上げており、リアパネルは手に馴染むようカーブした形状となる。

内蔵ストレージの容量は32GBで、Arirang151から変わりない。

リアには指紋認証センサを搭載し、最大で5つまで指紋情報を登録できる。

Arirangブランドのスマートフォンでは初めて指紋認証に対応した。

なお、北朝鮮ではすでにChecom Technology Joint Venture Company (チェコム技術合営会社)が展開するPyongyang (ピョンヤン)ブランドのスマートフォンで指紋認証に対応したPyongyang2419 (ピョンヤン2419)が販売されている。

カラーバリエーションは金色と黒色の2色展開である。

価格は公表されていないが、外貨商店で3万北朝鮮ウォン台(約3万円台)となる見通し。

May 11 Factoryは金正恩国務委員長が現地指導し、Arirangブランドを冠した最初のスマートフォンであるArirang AS1201 (アリランAS1201)を評価した実績があり、Arirangブランドは北朝鮮で代表的なスマートフォンのブランドとなっている。

DPRK TODAY