タイでiPhone 8を密輸した豪州人が逮捕される
- 2017年09月26日
- Apple関連
タイでApple製のスマートフォン「Apple iPhone 8」を密輸した38歳の豪州人が逮捕されたことがタイメディアの報道で分かった。
タイの首都・バンコクのスワンナプーム国際空港(BKK)にて税関当局が課税品なしのNothing to Declareで税関の通過を試みた豪州人を制止してスーツケースを調べたところ、26台のApple iPhone 8が出てきたと伝えられている。
豪州人は税関当局の取り調べに対して、友人にApple iPhone 8を売るためシンガポールへ向かう途中で、経由地のバンコクで税関当局に申告する必要があることを知らなかったと供述している。
税関当局は豪州人の身柄をスワンナプーム空港警察署に引き渡し、豪州人は携帯電話を密輸した罪で起訴されたという。
なお、タイの政府機関で電気通信分野を管轄するNational Broadcasting Telecommunications Commission (以下、NBTC)は携帯電話の違法な輸入を禁止している。
シンガポールは東南アジアの国で唯一、Apple iPhone 8およびApple iPhone 8 Plusの一次発売国に入っているため、豪州で大量に購入してシンガポールで転売するメリットはほぼない。
(通信モデムは豪州版がQualcomm Technologies製、シンガポール版がIntel製であり、Qualcomm Technologies製の通信モデムを搭載したモデルを求めるならば話は別であるが、そんな需要は…)
一方、タイではApple iPhone 8およびApple iPhone 8 Plusを発売していないため、密輸に成功すれば高価格で転売できる可能性があり、豪州人の供述は嘘で転売する目的で持ち込んだ可能性が高い。
また、タイの免税範囲を確認すると、量的に個人的な使用の適量を超えているか、総額が20,000タイバーツ(約67,000円)を超えた携帯品は課税対象とされている。
豪州人が持ち込んだ携帯品は量的にも金額的にも免税範囲を超過していることは火を見るよりも明らかである。
(そもそも、携帯電話の個人的な使用の適量は何台なのか、筆者は個人的な使用のために7~8台、北京や平壌に持ち込んだことはあるが…)
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