オマーン政府が新規参入の入札を中止、地場企業にライセンス交付へ
- 2017年10月21日
- 海外携帯電話
オマーンの政府機関で電気通信分野を管轄するTelecommunications Regulatory Authority (以下、TRA)は第3の携帯電話事業ライセンスを交付する入札を中止したことが外国メディアの報道で分かった。
これまでより、第3の携帯電話事業ライセンスを交付する入札を延期していることが分かっていたが、最終的に中止とした模様である。
サウジアラビアのSaudi Telecom Company (STC)、アラブ首長国連邦(UAE)のEmirates Telecommunications Corporation、クウェートのMobile Telecommunications Company (MTC)、スーダンのSudatel Telecom Groupが携帯電話事業ライセンスの取得を申請していたが、オマーンの政府機関である運輸通信省(Ministry of Transport and Communications)はオマーンの投資ファンドと国際的な通信事業者で構成する共同事業体にライセンスを交付する方針を固めたため、TRAに対して入札は実施しないよう指示したと伝えられている。
結果的に第3の携帯電話事業者は迎え入れることになるが、オマーンの経済成長への貢献度を考慮し、さらにオマーンの投資ファンドの役割を強化する目的で、外国の通信事業者に携帯電話事業ライセンスを交付するのではなく、オマーンの投資ファンドが参画する共同事業体にライセンスを交付するという。
TRAは運輸通信省の方針に従って、第3の携帯電話事業者を迎え入れるプロセスを進める模様である。
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