次期iPhoneはQualcomm製モデムを不採用の方針、MediaTekを採用する可能性も
- 2017年10月31日
- Android関連
米国のAppleはスマートフォン「iPhone」およびタブレット「iPad」の2018年に発売する次期モデルに関して、Qualcomm Technologies製の通信モデムを不採用とする方針であることが外国メディアの報道で分かった。
Appleは米国のQualcommとライセンス料の支払いをめぐって複数の国で法廷闘争に発展しており、AppleとQualcommの対立が激化している。
Qualcommの子会社であるQualcomm Technologiesが通信モデムの開発などを手掛けるが、The Wall Street Journal (WSJ)によるとQualcomm TechnologiesがAppleに対してiPhoneおよびiPadの試作機に搭載する通信モデムの試験に必要なソフトウェアを供給しないため、AppleはiPhoneおよびiPadの次期モデルではQualcomm Technologies製の通信モデムを採用しない方針という。
そのため、Appleは米国のIntelが開発した通信モデムのみを採用する方向で検討しているが、台湾のMediaTek (聯発科技)が開発した通信モデムを採用する可能性もあると伝えられている。
なお、Apple iPhone 8、Apple iPhone 8 Plus、Apple iPhone XではIntelとQualcomm Technologiesから通信モデムを調達していた。
■関連記事
Appleが再びQualcommを提訴、Qualcommは反論の声明を発表
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。