INC長野ケーブルテレビが地域BWA高度化方式としてTD-LTE互換のAXGPを導入
- 2017年12月21日
- Regional BWA
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の信越総合通信局はInformation Network Community (INC)に対して地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を2017年12月20日付けで交付したと発表した。
地域BWAの制度に関しては制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWA高度化方式の導入が認められ、地域BWA高度化方式としてTD-LTE方式と高い互換性を有するAXGP方式もしくはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)を運用できる。
Information Network CommunityはAXGP方式を導入し、周波数は2575.0~2595.0 MHzを使用する。
無線局免許は2局で、サービスの対象区域は長野県長野市の一部、サービスの提供開始予定時期は2018年3月と案内している。
主なサービスの内容は河川監視カメラ映像の提供、一般加入者向け有料無線インターネットサービスの提供となっている。
なお、河川監視カメラ映像の提供については、長野市と協力して防災目的の河川監視カメラを設置し、AXGP方式のネットワークを通じてリアルタイムで河川状況の映像を提供できるようにするという。
Information Network Communityは長野県長野市に本社を置く企業で、INC長野ケーブルテレビの通称で知られており、長野県内では初めて地域BWA高度化方式の無線局免許を取得した。
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