韓国のKTが2017年Q4の業績を発表、5G先行投資で赤字
- 2018年02月06日
- 海外携帯電話
韓国(南朝鮮)のKTは2017年第4四半期および2017年通年の業績を発表した。
2017年第4四半期の連結売上高は前年同期比1.4%増の6兆1,066億韓国ウォン(約6,127億円)、当期純利益は前年同期比1417.2%減の1,225億韓国ウォン(約123億円)の赤字に転落した。
移動体通信事業による売上高は前年同期比0.5%増の1兆8,114億韓国ウォン(約1,817億円)となり、連結売上高のうち29.7%を占める。
2017年通年の連結売上高は前年比2.8%増の23兆3,873億韓国ウォン(約2兆3,464億円)、当期純利益は前年比29.5%減の5,626億韓国ウォン(約564億円)となった。
移動体通信事業による売上高は前年比2.9%減の7兆2,033億韓国ウォン(約7,227億円)となり、連結売上高のうち30.8%を占める。
2017年第4四半期の赤字転落と2017年通年の減益は第5世代移動通信システム(5G)の試験サービスに向けた先行投資と選択約定割引の割引率拡大および選択率上昇が主要な要因と説明している。
なお、KTは2018年2月に韓国の江原道で開催される2018平昌冬季オリンピック大会の公式通信パートナーを努めており、2018平昌冬季オリンピック大会に合わせて5Gの試験サービスを世界で初めて披露する計画である。
2017年第4四半期末の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数は前年同期比5.9%増の2,001万5,000件で、初めて2,000万件を突破した。
LTE契約の加入件数は前年同期比8.4%増の1,546万2,000件となり、LTE契約の加入率は前年同期比1.8ポイント増の77.2%である。
2017年第4四半期に限定した韓国ウォン(KRW)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比2.8%減の34,077韓国ウォン(約3,419円)となった。
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