SHARPが5G NRに関連する必須特許ファミリーの利用許諾を宣言
- 2018年03月31日
- その他モバイル端末
台湾のFoxconn Technology Group (鴻海科技集団)傘下のSHARPは5G NR (5G New Radio)の標準仕様の初版に適合する規格必須特許ファミリーの495件について、公正で合理的かつ被差別的な条件での利用を許諾する用意があることを欧州電気通信標準化機構(European Telecommunications Standards Institute:ETSI)に宣言し、欧州電気通信標準化機構の公式ウェブサイトに掲載されたと発表した。
通信規格の標準仕様に適合する特許を保有する企業など事業体は各国の標準化団体に当該特許の許諾条件の公表を義務付けられており、SHARPの宣言はその義務に対応した宣言という。
SHARPが利用許諾を宣言した特許ファミリーは5G NRの初版で策定された超高速かつ大容量のデータ通信を実現するeMBB (Enhanced Mobile Broadband)と一部の低遅延機能に関連した特許ファミリーとなる。
第5世代移動通信システム(5G)は超高速、大容量、多接続などが特徴となり、5Gを活用して様々な産業の発展への貢献が期待されている。
SHARPは2017~2019年度 中期経営計画で事業ビジョンとして「8KとAIoTで世界を変える」を掲げており、SHARPが優位性を有する5G技術を有効に活用することで事業ビジョンの実現を加速するという。
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