華為技術が2017年通年の業績を発表
- 2018年03月30日
- 海外携帯電話
中国のHuawei Technologies (華為技術)が2017年通年の業績を発表した。
2017年通年の売上高は前年比15.7%増の6,036億2,100万人民元(約10兆2,199億円)、純利益は前年比28.1%増の474億5,500万人民元(約8,035億円)となった。
前年比で増収増益を達成したことになる。
主要な事業別売上高はキャリア向け事業が前年比2.5%増の2,978億3,800万人民元(約5兆427億円)、消費者向け事業が前年比31.9%増の2,372億4,900万人民元(約4兆169億円)、企業向け事業が前年比35.1%増の549億4,800万人民元(約9,303億円)となった。
すべての売上高のうち、キャリア向け事業の売上高は49.3%、消費者向け事業の売上高は39.3%、企業向け事業の売上高は9.1%を占める。
キャリア向け事業では500,000局以上の基地局を設置し、10以上の都市で30以上の事業者と第5世代移動通信システム(5G)の試験を実施した。
企業向け事業ではクラウド、ビッグデータ、データセンター、IoT、スマートシティなどの革新的なソリューションの提供を推し進めた。
消費者向け事業ではHUAWEI (華為)ブランドとHonor (栄耀)ブランドで展開しており、合計で1億5,300万台のスマートフォンを出荷し、世界におけるメーカー別の出荷台数で3位に入った。
主要な地域別売上高は中国事業が前年比29.0%増の3,050億9,200万人民元(約5兆1,655億円)、欧州中東アフリカ事業が前年比4.7%増の1,638億5,400万人民元(約2兆7,742億円)、中国を除いたアジア大洋州事業が前年比10.3%増の744億2,700万人民元(約1兆2,601億円)、米州事業が前年比10.9%減の392億8,500万人民元(約6,651億円)となった。
すべての売上高のうち、中国事業の売上高は50.5%、欧州中東アフリカ事業の売上高は27.1%、中国を除いたアジア大洋州事業の売上高は12.3%、米州事業の売上高は6.5%を占める。
なお、アジア大洋州事業に中国事業を含めると62.8%に達する。
主要な地域別売上高では米州のみが後退する結果となった。
中国ではLTEネットワークの展開が堅調で、スマートフォンの販売も拡大して売上高は前年比29.0%増と好調な結果を残した。
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