タイ当局、1.8GHz帯の周波数オークションを中止
- 2018年06月19日
- 海外携帯電話
タイの政府機関で電気通信分野の規制を担う国家放送通信委員会(National Broadcasting Telecommunications Commission:NBTC)は1.8GHz帯の周波数オークションを中止する方針を明らかにした。
当初は2018年8月4日に周波数オークションを開催する計画で、2018年6月15日まで周波数オークションの参加に係る申請を受け付けていた。
しかし、タイの既存の移動体通信事業者(MNO)はすべて周波数オークションへの参加を見送り、また新規参入を狙う企業も登場せず、参加者なしのため周波数オークションの中止を余儀なくされた。
国家放送通信委員会は周波数オークションの条件を変更して再び申請を受け付けると思われる。
タイでは周波数オークションの最低落札額が高く、またブロック数が少ないため、落札額が高騰する傾向にある。
特に2015年に実施した900MHz帯の周波数オークションではその傾向が顕著で、世界で2番目に高い900MHz帯とも言われた。
一部の既存の移動体通信事業者は周波数オークションの条件に変更があれば参加を再検討すると声明を発表しており、国家放送通信委員会は金額面で移動体通信事業者への負担を軽減するよう見直す可能性が高い。
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