イエメンのAden Netが4G LTEサービスを開始、イエメン初のLTEに
- 2018年06月23日
- 海外携帯電話
イエメンの移動体通信事業者(MNO)であるAden Netは2018年6月より4GとしてLTEサービスの提供を開始した。
中国のHuawei Technologies (華為技術)が通信設備を納入し、LTEネットワークを構築したという。
固定通信向けのLTEサービスとなるため、LTEサービスに対応した端末としては据置型無線LANルータを提供する。
LTEサービスの開始当初は、イエメンのアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領が同国の臨時首都と定めるアデン市を含めたアデン県の一部をLTEサービスの提供エリアとしている。
次にアデン県近郊のラヒジュ県およびアビヤン県にも提供エリアを拡大する計画である。
なお、イエメンの従来の首都であるサナア市は反乱軍のフーシ派が支配しており、イエメン政府の支配は及んでいない。
Aden Netはアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領が設立し、実質的にイエメン政府傘下の事業体となるため、イエメン政府と衝突しているフーシ派の支配下にある地域では事業を展開しないと思われる。
これまで、イエメンでLTEサービスを商用化した移動体通信事業者はなく、Aden Netがイエメンで初めてLTEサービスを商用化したことになる。
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