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中国移動が5G端末のガイドラインを公開、TD-SCDMAは不要に



中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団:CMCG)は第5世代移動通信システム(5G)に対応した端末に係るガイドラインを公開した。

5Gの要求条件を満たすために標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で規定されたNR方式に対応した端末について、スマートフォンはNR/FDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/GSM方式への対応を要求し、データ通信専用端末はNR/FDD-LTE/TD-LTE方式への対応を要求する。

NR方式の周波数は4.5GHz帯(n79)および3.5GHz帯(n78)への対応を要求し、2.5GHz帯(n41)、1.8GHz帯(n3)、900MHz帯(n8)への対応を推奨するという。

音声通話に関しては、NR方式のノンスタンドアローン(NSA)であればVoLTE (Voice over LTE)への対応を要求し、スタンドアローン(SA)であればVoNR (Voice over NR)およびEPSフォールバックへの対応を要求する。

これまで、China Mobile Communications Groupはスマートフォンには同社が第3世代移動通信システム(3G)として導入したTD-SCDMA方式への対応を求めてきたが、NR方式に対応した端末ではTD-SCDMA方式への対応を不要とした。

China Mobile Communications Groupは一部の地域からTD-SCDMA方式の停波を進めており、第2世代移動通信システム(2G)として導入したGSM方式を残している。

China Mobile

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