Android 9 Pieで韓国の災害文字受信サービスに標準で対応
- 2018年09月02日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK TelecomはAndroid OSの最新バージョンであるAndroid 9 Pie Versionで韓国の災害文字受信サービスに標準で対応すると発表した。
米国のGoogleと協力してAndroid 9 Pie Versionで韓国の災害文字受信サービスに対応したという。
韓国では韓国型災難文字規格(Korea Public Alert System:KPAS)として災害情報などをスマートフォンに配信するシステムを整備しており、一般的に災害文字受信サービスと呼ばれる。
しかし、OSにAndroid OSを採用したスマートフォンについて、これまでは自給制のスマートフォン、仮想移動体通信事業者(MVNO)が販売したスマートフォン、外国から消費者が直接輸入したスマートフォンなど、移動体通信事業者向けに最適化されたスマートフォン以外では災害文字受信サービスを受信できない状態であった。
災害文字受信サービスを受信できない消費者は60万人に達すると推定されている。
そこで、SK Telecomが率先してGoogleに働きかけ、Android 9 Pie Versionで災害文字受信サービスへの対応を実現した。
これにより、Android 9 Pie Version以降のAndroid OSを採用したスマートフォンであれば、SK Telecomのみならず韓国のすべての移動体通信事業者や仮想移動体通信事業者を利用する顧客が災害文字受信サービスを受信できる。
SK Telecomは同社の顧客のみならず韓国国内のすべての消費者のために尽力したとアピールしており、韓国国民の安全に貢献して社会的価値を高めるという。
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