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スーダンのCanarが4G LTEサービスを開始、スーダン初のTD-LTEに



スーダンの通信事業者であるCanar Telecommunication CompanyはLTEサービスの提供を開始した。

サービス名をCanary 4GとしてLTEサービスを提供している。

通信方式および周波数はTD-LTE方式の2.3GHz帯(Band 40)である。

スーダンでは初めてTD-LTE方式を導入したことになる。

まずは北コルドファン州の州都・オベイドをLTEサービスの提供エリアとしており、ほかの都市にも順次拡大する予定という。

固定通信向けに提供するLTEサービスとなるため、対応端末としては据置型無線LANルータを用意する。

無線LAN機器は最大で32台を接続可能で、有線LAN接続でも利用できる。

通信速度は最大20Mbpsで複数の料金プランを用意しており、最初の1ヶ月は無料とするプロモーションも実施している。

Canar Telecommunication Companyはアラブ首長国連邦(UAE)のDubai Islamic Bank (ドバイ・イスラム銀行:DIB)傘下でスーダンのBank of Khartoum (ハルツーム銀行:BOK)の子会社で、Bank of Khartoumによる持分比率は96%となっている。

Bank of Khartoumが子会社化するまではEtisalatブランドを展開するアラブ首長国連邦のEmirates Telecommunications Group Companyの子会社で、Emirates Telecommunications Group CompanyがCanar Telecommunication Companyの株式92.3%を保有していた。

Emirates Telecommunications Group CompanyはZainブランドを展開するクウェートのMobile Telecommunications Company (MTC)にCanar Telecommunication Companyの株式92.3%を売却することでMobile Telecommunications Companyと合意したが、少数株主としてCanar Telecommunication Companyの株式を保有していたBank of KhartoumがMobile Telecommunications Companyへの売却に関して拒否権を発動した。

そのため、Mobile Telecommunications Companyへの売却を断念し、Bank of KhartoumがCanar Telecommunication Companyの株式92.3%を3億4,960万アラブ首長国連邦ディルハム(約106億6,551万円)で買収し、Bank of Khartoumによる出資比率は3.7%から96%となった。

なお、Mobile Telecommunications Companyは子会社のSudanese Mobile Telephone (Zain)を通じてスーダンで移動体通信事業を手掛ける。

Canar

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