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サムスン電子、Tizenスマホの開発を中止



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はOSにTizen OSを採用したスマートフォンの開発を事実上の中止としたことが韓国メディアの報道で分かった。

Tizen OSはSamsung Electronicsが開発を主導したOSで、これまでに低価格帯のスマートフォンの一部でTizen OSを採用した。

しかし、2017年5月に発表したSamsung Z4を最後に、Tizen OSを採用したスマートフォンは発売していない。

韓国メディアの報道によると、Tizen OSを採用した開発中のスマートフォンはなく、開発期間などを考慮すると当分はTizne OSを採用したスマートフォンを発売することはないため、事実上の中止とみなせるという。

低価格帯のスマートフォンもOSはAndroid OSに一本化すると伝えられている。

Tizen OSを採用したスマートフォンはインドを中心に新興国で展開してきたが、インドではXiaomi Communications (小米通訊技術)を筆頭に中国企業の台頭などでSamsung Electronicsに余裕がなくなり、Tizen OSのエコシステムの構築に注力できる状況ではなくなった模様である。

ただ、Tizen OS自体を完全に断念するわけではなく、IoT機器専用のOSとしてTizen OSを活用する方針に転換するという。

日本ではNTT DOCOMOがOSにTizen 2.2を採用したスマートフォンとして2013-2014年冬春商戦向けにSamsung Electronics製のZEQ SC-03Fを準備していたが、発表されることなく中止となった。

Digital Daily

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