丸紅無線通信、PLMN番号440-09を取得
- 2018年12月08日
- MVNO
Marubeni Corporation (丸紅)の全額出資子会社であるMarubeni Wireless Communications (丸紅無線通信)は総務大臣よりSIMカードの発行に必要な電気通信番号(International Mobile Subscription Identity:以下、IMSI)の指定を受けたことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の番号企画室によると、Marubeni Wireless Communicationsは2018年10月にIMSIの指定を受けたという。
IMSIは3桁の国識別コード(Mobile Country Code:以下、MCC)、2桁または3桁の事業者識別コード(Mobile Network Code:以下、MNC)、最大10桁の加入者識別コード(Mobile Subscriber Identification Number:MSIN)で構成されており、日本では総務大臣が指定する。
なお、日本のMCCは440または441である。
Marubeni Wireless Communicationsが指定を受けたIMSIはMCCが440、MNCが09となり、MCCとMNCで構成される公衆陸上移動体ネットワーク番号(Public Land Mobile Network Number:PLMN番号)は440-09となる。
これまでに、Marubeni Wireless Communicationsは国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)より発行者識別番号(Issuer Identification Number:以下、IIN)として89 81 08の割当を受けたことも分かっている。
Marubeni Wireless CommunicationsがIMSIやIINを取得した理由は不明であるが、フルMVNOに挑戦する可能性がある。
すでにMVNO事業やMVNE事業を手掛けているが、フルMVNOとなればSIMカードを管理するデータベースのHLR/HSSを自社で運用し、独自でSIMカードの調達や発行も可能となり、従来のライトMVNOより自由なサービスの設計を実現できる。
フルMVNOとなるにはIMSIやIINの取得が必要で、それはすでに満たしたことになる。
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