フィリピンの携帯電話事業者各社、1月19~20日にセブ市の一部で停波
- 2019年01月19日
- 海外携帯電話
フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるSmart CommunicationsおよびGlobe Telecomは2019年1月19日から2019年1月20日にセブ島の一部で携帯電話のネットワークを停波すると明らかにした。
2019年1月19日から2019年1月20日はフィリピンで人気のあるカトリック教の祭礼であるSinulog-Santo Nino Festival 2019がセブ島で開催される。
Sinulog-Santo Nino Festival 2019のために多くの人々がセブ島に集結すると予想されており、公共の安全のために停波するという。
フィリピンの政府機関で電気通信分野の規制を担う国家電気通信委員会(National Telecommunications Commission:NTC)が停波を要請しており、Smart CommunicationsおよびGlobe Telecomは国家電気通信委員会の要請に従う。
Smart Communicationsが運用するネットワークを利用するSmartブランド、TNTブランド、Sun Cellularブランド、Globe Telecomが運用するネットワークを利用するGlobeブランドとTMブランド、Smat CommunicationsまたはGlobe Telecomの通信設備を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)など、フィリピンのすべての携帯電話サービスが影響を受ける対象である。
ネットワークを停波するため、国際ローミングでSmart CommunicationsまたはGlobe Telecomのネットワークを使う場合も影響を受ける。
停波の対象となる区域はセブ州の州都・セブ市の一部となる。
国家電気通信委員会の要請ではSinulog-Santo Nino Festival 2019のパレードで通るルートには携帯電話のネットワークが直接的または建物などに反射して間接的に届いてはならないと定めている。
対象の期間は2019年1月19日の早朝から始まり、2019年1月20日まで続く予定である。
Smart Communicationsはセブ市やセブ州以外の地域でも影響を受ける可能性があると説明している。
Globe Telecomは停波することで経済的損失には繋がるが、安全性が最重要と国家電気通信委員会の要請に理解を示した。
なお、フィリピンでは重要なイベントにおいて、携帯電話のネットワークを部分的に停波する事例がしばしばある。
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