サウジアラビアの携帯電話事業者STC、2.3GHz帯を追加取得
- 2019年02月10日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)であるSaudi Telecom Company (STC)は2.3GHz帯の周波数を追加で取得したことが分かった。
Saudi Telecom Companyはサウジアラビア証券取引所(Tadawul)の公示を通じて2.3GHz帯の取得について案内している。
サウジアラビアの政府機関で電気通信分野の規制を担う通信情報技術委員会(Communications and Information Technology Commission:CITC)が実施した周波数オークションでSaudi Telecom Companyが2.3GHz帯の落札に成功し、周波数オークションの結果が正式に認められた。
これにより、Saudi Telecom Companyは2.3GHz帯の取得に成功した。
周波数の有効期間は2020年1月1日から2034年12月12日までの約15年間となる。
周波数の利用料は3億6,000万サウジアラビアリヤル(約105億円)で、Saudi Telecom Companyは周波数の有効期間内に分割払いで周波数の利用料を支払う。
周波数の利用料は自己資金で調達し、Saudi Telecom Companyの業績に重大な影響を与えることは予想していないと説明している。
サウジアラビアでデータ通信の需要が増大する中で、Saudi Telecom Companyは顧客の期待に応えるため最新の技術を導入する方針を示しており、周波数を取得してデータ通信のさらなる高速化など品質向上を目指すという。
また、周波数の取得は通信分野からサウジアラビアの発展を支えるSaudi Telecom Companyの戦略に沿っており、サウジアラビア政府が掲げるSaudi Vision 2030の達成に貢献できると表明した。
なお、Saudi Telecom Companyはすでに2.3GHz帯を保有し、TD-LTE方式で運用しているため、2.3GHz帯は追加で取得したことになる。
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