タイの700MHz帯の周波数オークション、マレーシアや韓国の企業が関心を示す
- 2019年02月03日
- 海外携帯電話
タイの政府機関で電気通信分野の規制を担う国家放送通信委員会(National Broadcasting Telecommunications Commission:NBTC)が開催する700MHz帯の周波数オークションにマレーシアや韓国の通信事業者が関心を示したことがタイメディアの報道で分かった。
700MHz帯の周波数オークションに関して条件など詳細は公表されていないが、第5世代移動通信システム(5G)向けの周波数オークションで2019年5月頃に開催する計画とされている。
マレーシアと韓国の通信事業者が700MHz帯の周波数オークションに関心を示した模様で、すでにマレーシアと韓国の通信事業者の幹部は国家放送通信委員会の幹部と面会し、周波数オークションの手続きについて情報を求めたという。
700MHz帯の周波数オークションに関心を示したマレーシアと韓国の通信事業者の詳細に関しては報じられていない。
マレーシアの通信事業者としてはAxiata Groupが国際展開している。
Axiata Groupはすでに東南アジアでは子会社または関連会社を通じてマレーシアのほかにカンボジア、インドネシア、シンガポールの移動体通信市場に参入しているため、Axiata Groupがタイの移動体通信市場に関心を示す可能性は十分に考えられる。
また、韓国の通信事業者としてはSK Telecomはマレーシアの移動体通信事業者(MNO)に少数株主として資本参加しており、またKT CorporationおよびLG Uplus (LG U+)はフィリピンで第3の全国的な移動体通信事業者としての新規参入に関心を示していた。
SK Telecom、KT Corporation、LG Uplusはいずれも東南アジアの移動体通信市場を注視している可能性が高いため、タイの移動体通信市場に関心を示しても不思議ではない。
700MHz帯の周波数オークションに関心を示したマレーシアや韓国の通信事業者は周波数オークションの条件などが発表後、条件などを踏まえて周波数オークションへの参加について判断すると思われる。
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