タイ最大手のAISが2018年通期の業績を発表

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タイのAdvanced Info Service (AIS)は2018年通期の業績を発表した。

2018年通期の連結売上高は前年比7.7%増の1,698億5,600万タイバーツ(約5,915億円)、EBITDAは前年比4.7%増の737億9,200万タイバーツ(約2,570億円)、EBITDAマージンは前年比1.3ポイント減の43.4%、当期純利益は前年比1.3%減の296億8,200万タイバーツ(約1,034億円)となった。

前年比で増収減益を記録した。

また、連結売上高のうち移動体通信事業は前年比1.3%増の1,246億100万タイバーツ(約4,339億円)となり、移動体通信事業が73.4%を占めた。

Advanced Info Serviceにとって移動体通信事業が最大の事業となっている。

2018年第4四半期末の事業データも公開されている。

移動体通信サービスの加入件数はポストペイド契約が前年同期比10.8%増の8,189,900件、プリペイド契約が前年同期比1.0%増の32,979,300件、ポストペイド契約とプリペイド契約の合計が前年同期比2.8%増の41,169,200件となった。

すべての移動体通信サービスの加入件数のうち、ポストペイド契約の比率は19.9%、プリペイド契約の比率は80.1%である。

データ通信の加入率は前年同期比4ポイント増の62%、第4世代移動通信システム(4G)に対応した端末の利用率は前年同期比13ポイント増の59%となっている。

データ通信加入回線における月間平均データ通信量はポストペイド契約が前年同期比68.7%増の14.0GB、プリペイド契約が前年同期比58.1%増の9.8GB、合計が前年同期比62.7%増の10.9GBとなり、データ通信の需要が急激に増大した。

4Gに対応した基地局数は前年同期比40.2%増の84,100局である。

2018年第4四半期に限定したタイバーツ(THB)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が前年同期比1.7%減の571タイバーツ(約1,988円)、プリペイド契約が前年同期比3.8%減の176タイバーツ(約613円)、ポストペイド契約とプリペイド契約の総合が前年同期比0.8%減の254タイバーツ(約884円)となり、ARPUはポストペイド契約とプリペイド契約ともに低下傾向にある。

なお、移動体通信事業は子会社のAdvanced Wireless Network (AWN)を通じて手掛けている。

Advanced Wireless Networkはタイで最大手の移動体通信事業者(MNO)となり、Advanced Info Serviceによる出資比率は99.99%となっている。

Advanced Info Service