韓国のLG UplusがCJ Helloを買収すると発表
- 2019年02月15日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるLG Uplus (LG U+)は韓国最大手のケーブルテレビ事業者であるCJ Helloを買収すると発表した。
LG Uplusは2019年2月14日に開催した取締役会に相当する理事会において、CJ Helloを子会社化することについて決議したという。
放送市場で競争力を確保すると同時に、第5世代移動通信システム(5G)の時代を主導するために放送と通信を融合したサービスを提供する狙いがある。
CJ Helloは韓国のCJ ENMの子会社で、CJ ENMによる持分比率は53.92%となっている。
LG UplusはCJ ENMよりCJ Helloの株式を50%と1株を8,000億韓国ウォン(約784億円)で取得し、CJ Helloを子会社化する計画である。
なお、CJ Helloの株式はCJ O SHOPPINGが保有していたが、CJ O SHOPPINGとCJ E&Mの合併によってCJ ENMが誕生しており、CJ ENMがCJ Helloの株式を継承した。
取引の完了には韓国政府による承認が必要となる。
LG Uplusは2019年2月14日から30日以内に電気通信事業法、放送法、公正取引法など関連法に基づいて、韓国政府に許認可書類を提出する予定という。
なお、CJ Helloはケーブルテレビの加入者が420万人、固定インターネットサービスの加入者が78万件、仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供する携帯通信サービスの加入者が79万人である。
過去に韓国最大手の移動体通信事業者であるSK TelecomがCJ Helloの買収を決定したが、LG Uplusや同業のKT Corporationが韓国政府に買収を承認しないよう要求し、韓国政府は独自の判断も踏まえて承認しなかった。
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