マレーシアのunifi mobile、Celcomの4G LTEネットワークを利用可能に
- 2019年03月30日
- 海外携帯電話
マレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるwebe digitalは同じくマレーシアの移動体通信事業者であるCelcom Axiataと新たなローミング協定を締結した。
webe digitalとCelcom Axiataが締結した新たなローミング協定に基づいて、Celcom AxiataはLTE方式、W-CDMA方式、GSM方式のネットワークを国内ローミングでwebe digitalに提供する。
なお、webe digitalとCelcom Axiataはこれまでにもローミング協定を締結している。
2016年1月に締結したローミング協定ではCelcom AxiataはW-CDMA方式とGSM方式のネットワークを国内ローミングでwebe digitalに提供すると定めており、新たなローミング協定は従来の国内ローミング協定を拡大することになる。
新たなローミング協定の有効期間は2022年2月までの3年間である。
webe digitalは2016年9月に携帯音声通信役務を提供する移動体通信事業者として商用化しており、カバレッジの不足を補う目的でCelcom Axiataとマレーシア国内におけるローミング協定を締結した。
商用化からしばらくは国内ローミングでカバレッジを補うが、将来的にはwebe digitalの通信設備で完全なカバレッジを目指すという。
webe dgitalは商用化の当初はブランド名をwebeとして展開していたが、ブランド名はunifi mobileに変更された。
旧社名はPacket One Networks (Malaysia)で、webeのブランド名の導入に合わせて社名をwebe digitalに変更したが、unifi mobileのブランド名を導入後は社名を変更していない。
親会社はマレーシアのTelekom Malaysiaで、持分比率はTelekom Malaysiaの全額出資子会社のMobikomが72.85%、マレーシアのGreen Packetの全額出資子会社のPacket Oneが18.91%、韓国の移動体通信事業者であるSK Telecomが8.24%となっている。
一方、Celcom AxiataはマレーシアのAxiata Groupの全額出資子会社である。
Axiata Groupは旧社名がTM Internationalで、Telekom Malaysiaの移動体通信事業および国際通信事業を担う部門であったが、Telekom Malaysiaから分離して社名をAxiata Groupに変更した。
Telekom MalaysiaとAxiata Groupの筆頭株主はいずれもマレーシア政府系ファンドのKhazanah Nasionalで、Khazanah Nasionalによる持分比率はTelekom Malaysiaが26.21%、Axiata Groupが37.16%となっている。
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