Millicom、チャドのTigo TchadをMaroc Telecomに売却へ
- 2019年04月13日
- 海外携帯電話
ルクセンブルクのMillicom International Cellular (MIC)はチャドの移動体通信事業者(MNO)であるMillicom TchadをモロッコのItissalat Al-Maghrib (IAM)に売却すると発表した。
Millicom International CellularとItissalat Al-MaghribはMillicom Tchadの売買に係る合意書に署名したという。
なお、Millicom Tchadの売買にはチャド当局による承認の取得が必要となっており、詳細な条件などは開示されていない。
Millicom International CellularはMillicom Tchadの売却が業績に重大な影響を与えることは予想されていないと説明している。
Millicom International Cellularは中南米事業を強化する戦略で、その戦略に基づいて2019年2月にはスペインのTelefonicaよりパナマ、コスタリカ、ニカラグアの事業を取得して中南米事業を拡大することを発表済みである。
アフリカ事業を縮小して中南米事業に注力する方針であり、Millicom Tchadの売却はMillicom International Cellularの戦略に沿った決定となる。
Millicom Tchadはブランド名をTigoとして移動体通信事業を中心に展開する。
TigoはMillicom International Cellularが保有するブランドであるため、Millicom Tchadの売却が完了すればブランド名は変更される可能性が高い。
Millicom Tchadを取得するItissalat Al-Maghribはブランド名をMaroc Telecomとして展開している。
Itissalat Al-Maghribはアフリカの複数の国に参入しており、Millicom Tchadの取得によってアフリカでさらに事業規模を拡大できることになる。
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