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Samsung Galaxy S10 5GとなるSM-G977Nが韓国の認証を通過、5G NRはサブ6のみに



Samsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/GSM端末「SM-G977N」が2019年3月18日付けで国立電波研究院(NATIONAL RADIO RESEARCH AGENCY:RRA)の認証を通過した。

認定番号はR-C-SEC-SMG977。

モバイルネットワークはNR/LTE/W-CDMA方式で認証を受けている。

製造国は韓国であるため、Samsung Electronicsが韓国の慶尚北道亀尾市で保有する工場で製造すると思われる。

なお、亀尾市は滋賀県大津市と姉妹都市提携している。

SM-G977Nは韓国向けのSamsung Galaxy S10 5Gの型番である。

国立電波研究院は韓国の政府機関の認証で、韓国で販売するためには国立電波研究院の認証の取得が必要となっている。

派生モデルとしてSM-G977XNも認証を受けているが、これは一般販売用ではなく店頭展示用のLive Demo Unit (LDU)となる。

機器名称は5G NR 移動通信用 無線設備の機器(3.5GHz 帯域)(陸上移動局の送受信装置)と記載されており、3.5GHz帯のNR方式に対応した端末と分かる。

国立電波研究院の認証情報から、韓国向けのSamsung Galaxy S10 5GはNR方式では3.5GHz帯のみ対応すると考えられる。

NR方式は第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために3GPP (3rd Generation Partnership Project)で規定された通信方式である。

韓国ではサブ6GHz帯の3.5GHz帯とミリ波(mmWave)の28GHz帯を5G向けに割当しており、韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecom、KT Corporation、LG Uplus (LG U+)はいずれも3.5GHz帯と28GHz帯を保有する。

SK Telecom、KT Corporation、LG UplusはNR方式のうちLTE方式と連携するノンスタンドアローン(NSA)を採用しており、まずは3.5GHz帯から整備を進めている。

なお、国立電波研究院の認証を通過した最初の5Gに対応したスマートフォンがSamsung Galaxy S10 5Gとなった。


国立電波研究院

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