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Meitu、スマホ事業を閉鎖へ



中国を拠点とする英領ケイマン諸島のMeitu (美図)は2018年通期の業績を発表した。

2018年通期の連結売上高は前年比37.8%減の27億9,145万9,000人民元(約456億9,980万円)、親会社の所有者に帰属する純損失は前年比535.8%増の12億5,453万7,000人民元(約205億3,839万円)となった。

スマートフォン事業を中心としたスマートハードウェア部門の売上高は前年比50.7%減の18億4,378万8,000人民元(約301億8,520万円)で、連結売上高のうちスマートハードウェア部門が占める割合は前年比17.2ポイント減の66.1%に低下している。

前年比で大幅な減収を記録し、赤字幅が大幅に拡大したが、スマートフォン事業の不振が主な要因である。

2018年はスマートフォンの平均販売価格が前年比6.5%増の2,519人民元(約41,000円)に上昇したが、販売台数が前年比54.2%減の721,713台となり、スマートフォンの販売台数は半数未満に減少したことが分かる。

Meituが展開する主要事業の部門は大きく分けてインターネット事業部門とスマートハードウェア部門で、インターネット事業部門は26.3%の増収を記録しており、2019年以降はインターネット事業部門に注力する方針という。

一方で、不振を極めるスマートフォン事業は2019年半ばまでに閉鎖する計画である。

Meituは2018年11月に中国を拠点とする英領ケイマン諸島のXiaomi Corporation (小米集団)と戦略的協力協定を締結し、スマートフォンを含めたスマートハードウェア製品において、Xiaomi Corporationに対してMeituのブランド、技術、セカンドレベルドメインの世界的かつ独占的なライセンスを供与すると発表していた。

戦略的協力協定に基づいて、Xiaomi CorporationがMeituのブランドを冠したスマートフォンの設計、研究開発、事業運営、販売、マーケティングを担当する計画が明らかにされており、Meituがスマートフォン事業を閉鎖することは戦略的協力協定を発表した時点で決定的となっていた。

Meituは完全子会社のXiamen Meitu Mobile Technology (厦門美図移動科技)を通じてスマートフォン事業を手掛けていたが、Xiamen Meitu Mobile TechnologyにとってはMeitu V7が最後のスマートフォンとなる。


Meitu

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