大阪市で楽天モバイルの基地局を発見、近畿で1局目
- 2019年04月16日
- Rakuten-総合, Report
Rakuten (楽天)の完全子会社で2019年10月に移動体通信事業者(MNO)として新規参入するRakuten Mobile (楽天モバイル)の基地局を大阪市内で発見したので紹介する。
Rakuten Mobileは2019年1月23日付けで総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の近畿総合通信局、東海総合通信局、関東総合通信局より1.7GHz帯の周波数を利用した第4世代移動通信システム(4G)に係る無線局の包括免許を受領した。
なお、包括免許は個別の無線局ごとに免許を取得する必要なく、1の免許で同一形式の複数の無線局を開設できる免許である。
Rakuten Mobileは近畿総合通信局、東海総合通信局、関東総合通信局より特定無線局の包括免許を受領したことで、近畿総合通信局管内、東海総合通信局管内、関東総合通信局管内では特定基地局から電波を発射できる。
包括免許の情報は総務省が運営する電波利用ホームページの無線局等情報検索から確認が可能となっている。
無線局等情報検索からRakuten Mobileの包括免許の情報を確認すると、備考欄に基地局の開設局数が記載されている。
2019年4月15日時点で確認できる情報からは、近畿総合通信局管内では大阪府大阪市東成区で1局を開設したと分かる。
なお、東海総合通信局管内では開設局数の記載がなく、関東総合通信局管内では東京都世田谷区で25局、大田区で1局、目黒区で4局、文京区で1局、神奈川県川崎市高津区で3局、川崎市多摩区で1局を開設している。
関東総合通信局管内ではRakutenおよびRakuten Mobileが本社を置く世田谷区とその周辺から基地局を順次開設している模様である。
関西在住のため東成区の基地局を探すことにした。
東成区はほとんど土地勘がないため、JR大阪環状線の森ノ宮駅を起点にして見通しの良好な大通りで高さがある建設物の屋上を中心に絞り込んで捜索した。
緑橋の交差点に差し掛かったところ、アンテナの背面に無線機が装着された基地局が目に入った。
周辺の建物より高い建物の屋上に設置されているため、遠くからでもよく目立った。
近づいてみると確かにRakuten Mobileの基地局で、ライフ&シニアハウス緑橋の屋上に設置されていた。
3セクタでアンテナの背面に無線機が装着されており、アンテナおよび無線機はフィンランドのNokiaから調達している。
長期戦を予想してそれなりの時間を確保していたが、森ノ宮駅から比較的近い場所であっけなく見つかった。
当初の予定より時間が余ったため、近くのコリアタウンで冷麺を食べて関西国際空港(KIX)に向かった。
▲
近畿総合通信局管内で1局目のRakuten Mobileの基地局
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。