LGエレクトロニクス、韓国のスマホ工場をベトナムに移転へ
- 2019年04月23日
- 海外携帯電話
韓国のLG Electronicsは韓国にあるスマートフォンを含めた携帯端末の製造機能をベトナムに移転させる方針であることが韓国メディアの報道で分かった。
LG Electronicsは韓国の京畿道平沢市、ベトナムのハイフォン市、中国の山東省青島市および山東省煙台市、インドのマハラシュトラ州プネー市、ブラジルのサンパウロ州タウバテ市に携帯端末を組み立てる工場を保有している。
このうち、平沢市の工場にある製造設備をハイフォン市に移転させる計画という。
早ければ2019年中にも移転を完了すると伝えられている。
平沢市の工場はフラッグシップのスマートフォンを中心にLG Electronicsの主要な工場として機能してきた。
しかし、LG Electronicsで携帯端末事業を担うMC (Mobile Communications)事業本部は長期にわたり赤字が続く中でコスト削減が必要な状況となっており、製造コストを削減するために平沢市の製造機能をハイフォン市に移転する。
また、スマートフォンの販売台数が減少する中で製造の需要が低下しており、数ある工場を集約する狙いもあると思われる。
LG Electronicsはハイフォン市にLG Electronics Hai Phong Campusを開設しており、LG Electronics Hai Phong Campusの内部に携帯端末の工場を設けている。
これまでより、LG Electronics Hai Phong Campusの内部に設置された工場で携帯端末を組み立てた実績がある。
平沢市の製造設備をハイフォン市に移転させることで、ハイフォン市の工場がLG Electronicsにとってスマートフォンの中心的な製造拠点となる可能性が高い。
韓国の企業としてはSamsung Electronics (サムスン電子)が携帯端末の製造の大半を韓国の慶尚北道亀尾市からベトナムのバクニン省およびタイグエン省に移転しており、Samsung Electronicsにとって最大の製造拠点が韓国からベトナムとなった。
また、ハイフォン市ではベトナムのVingroupの子会社で同国のVinsmart research and manufactureが2018年より携帯端末の製造を開始している。
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