HUAWEI Mate 20 ProがAndroid Q Beta 3の対象機種に復活
- 2019年06月01日
- Android関連
米国のGoogleはAndroidの次期バージョンとなるAndroid 10 QのBeta 3の対象機種に中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォン「HUAWEI Mate 20 Pro」を再追加したことが分かった。
Android 10 QのBeta 3の対象機種はAndroidの開発者向けウェブサイトで公開されており、当初よりHUAWEI Mate 20 Proが掲載されていた。
しかし、Huawei Technologiesとその関係会社が米国の政府機関である商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security:BIS)によってEntity Listに追加されたタイミングで、HUAWEI Mate 20 ProがAndroid 10 QのBeta 3の対象機種から削除された。
Entity Listの指定を受けた者と個人や事業体を含む米国人または外国人が物品、ソフトウェア、技術を含めた特定の米国原産品を取引する場合は産業安全保障局より発行されたライセンスの取得が必要となるが、ライセンスの発行は原則として拒否される。
Android 10 QのBeta 3をHuawei Technologiesに提供するにあたり、規制対象となる特定の米国原産品に該当するか精査し、結果が分かるまでHUAWEI Mate 20 Proを削除したと思われる。
精査の結果、該当しないことからAndroid 10 QのBeta 3の対象機種にHUAWEI Mate 20 Proを再追加した可能性が高い。
なお、Android 10 Qのベータ版は2019年6月上旬にBeta 4、2019年7月以降にBeta 5およびBeta 6を順次公開し、2019年第3四半期のうちにAndroid 10 Qの最終版を公開する予定であることが分かっている。
※ 追記
日本語版ウェブサイトは更新にタイムラグが生じている模様で、英語版ウェブサイトでHUAWEI Mate 20 Proの再追加を確認している。
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