クウェートのOoredoo Kuwaitが5Gサービスを開始
- 2019年06月21日
- 海外携帯電話
クウェートの移動体通信事業者(MNO)でOoredooブランドを展開するNational Mobile Telecommunications Company (NMTC)は第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2019年6月15日より5Gサービスの提供を開始している。
5Gサービスに対応した端末としては、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI 5G CPE Pro (H112-370)を用意する。
HUAWEI 5G CPE Proは据置型無線LANルータである。
通信速度は下り最大2.3Gbpsで、最大で64台の無線LAN機器を接続できる。
SIMカードはシングルSIMとなり、サイズはNano SIM (4FF)サイズである。
5Gサービスに対応したスマートフォンの取り扱いについては、導入に向けて取り組んでいるという。
National Mobile Telecommunications Companyはポストペイド契約向けに5Gサービスを提供しており、料金プランは2種類を用意している。
月額料金が45クウェートディナール(約16,000円)で月間データ通信容量が500GBのプラン、65クウェートディナール(約23,000円)で1TBのプランを用意し、いずれも12ヶ月契約が必要となる。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。
なお、National Mobile Telecommunications CompanyはカタールのOoredooの子会社で、OoredooによるNational Mobile Telecommunications Companyへの持分比率は92.1%である。
クウェートでは2019年6月15日にZainブランドを展開するMobile Telecommunications Company (MTC)およびVIVAブランドを展開するKuwait Telecom Companyも5Gサービスを商用化しており、クウェートのすべての移動体通信事業者が5Gサービスを商用化したことになる。
ひとつの国のすべての移動体通信事業者が5Gサービスを商用化した事例は、韓国とアラブ首長国連邦(UAE)に次いで3ヶ国目となる。
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