IIJ、発売を延期していた3機種のファーウェイ製品を発売

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Internet Initiative Japan (IIJ)は中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォン「HUAWEI P30」および「HUAWEI P30 lite」、Huawei Technologies製のタブレット「HUAWEI MediaPad M5 lite 8インチ」を発売した。

Internet Initiative Japanは個人向けにSIMロックフリー端末を販売するIIJmioサプライサービスのラインナップにおいて、2019年7月2日の10時よりHUAWEI P30、HUAWEI P30 lite、HUAWEI MediaPad M5 lite 8インチの販売を開始している。

当初、IIJmioサプライサービスのラインナップでは2019年5月24日にHUAWEI P30、HUAWEI P30 lite、HUAWEI MediaPad M5 liteの販売を開始すると発表していたが、いずれも発売を延期していた。

発売の延期には米国政府が発動したHuawei Technologiesなどに対する制裁措置が影響したと思われ、Huawei Technologiesやその日本法人のHuawei Technologies Japan (華為技術日本)などは米国の政府機関である商務省(Department of Commerce：DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security：BIS)よりEntity Listに追加された。

Entity Listの指定を受けた者と個人や事業体を含む米国人または外国人が特定の米国原産の物品や技術などを取引する場合、産業安全保障局より発行されたライセンスの取得が必要となる。

ただ、原則としてライセンスの発行は拒否されるため、Entity Listの指定を受けた者は特定の米国原産の物品や技術などの取り扱いが困難となる。

Huawei TechnologiesなどがEntity Listの指定を受けたことで、Huawei Technologies製のスマートフォンもサポートやサービスの提供で影響を受ける可能性が生じ、Internet Initiative JapanはHuawei Technologiesを取り巻く状況を考慮して発売を延期する判断を下したと思われる。

しかし、G20大阪サミット2019に合わせて大阪市内で開催された米中首脳会談において、米国政府がHuawei Technologiesなどに対する制裁措置を緩和することで同意しており、これを受けてInternet Initiative JapanはHUAWEI P30、HUAWEI P30 lite、HUAWEI MediaPad M5 liteの販売を開始する決定を下した可能性がある。

IIJmio

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