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香港当局、5G向けサブ6の周波数オークションを10月に開催



香港特別行政区の政府機関で電気通信分野の規制を司る通訊事務管理局(Communications Authority)は第5世代移動通信システム(5G)向けの周波数オークションを実施すると発表した。

5G向け周波数としてはミリ波(mmWave)の26GHz帯および28GHz帯をすでに行政割当により割当を実施したが、サブ6GHz帯の3.3GHz帯、3.5GHz帯、4.9GHz帯はそれぞれ個別に周波数オークションを実施して割当を行う。

周波数オークションの実施は3.5GHz帯が最初となり、2019年10月14日に実施する予定である。

その後に4.9GHz帯、3.3GHz帯の順で実施することが決まっている。

参加を希望する場合、2019年9月12日と2019年9月13日に申請書を通訊事務管理局に提出しなければならない。

1社あたりの落札できる帯域幅の上限は3.5GHz帯が70MHz幅、4.9GHz帯および3.3GHz帯がそれぞれ40MHz幅、1MHz幅あたりの最低入札額は3.5GHz帯が400万香港ドル(約5,436万円)、4.9GHz帯が300万香港ドル(約4,077万円)、3.3GHz帯が200万香港ドル(約2,718万円)を基準に設定している。

3.5GHz帯は対象の周波数範囲が3400.0~3600.0 MHzの200MHz幅である。

A1からA20まで20ブロックを用意しており、各ブロックともに帯域幅は10MHz幅となっている。

4.9GHz帯は対象の周波数範囲が4840.0~4920.0 MHzの80MHz幅となる。

B1とB2の2ブロックのみで、いずれのブロックも帯域幅は40MHz幅に設定されている。

3.3GHz帯は対象の周波数範囲が3300.0~3400.0 MHzの100MHz幅である。

C1からC10まで10ブロックを用意しており、各ブロックともに帯域幅は10MHz幅となる。

3.5GHz帯と4.9GHz帯は屋外と屋内の両方で利用できるが、3.3GHz帯は屋内のみ利用が認められる。

5Gの通信方式として標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する場合、NR Bandは3.5GHz帯と3.3GHz帯がn77またはn78で、4.9GHz帯はn79で確定している。

世界的にはn77よりn78の採用が進んでおり、中国本土ではn78の採用が確定しているため、香港特別行政区でもn78を採用する可能性が限りなく高いと考えている。

通訊事務管理局弁公室

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