楽天モバイル、信越地域でLTE基地局の免許を取得
- 2019年09月04日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は信越地域で特定無線局(基地局)の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の信越総合通信局は2019年8月30日付けでRakuten Mobileに対して1.7GHz帯の周波数を利用した第4世代移動通信システム(4G)用無線局の免許を付与したと発表した。
これにより、Rakuten Mobileは信越総合通信局管内で4G用無線局を開設できる。
なお、信越総合通信局は長野県と新潟県を管轄しているため、Rakuten Mobileは長野県と新潟県で4G用無線局の開設が可能となった。
Rakuten Mobileは北海道総合通信局管内、関東総合通信局管内、東海総合通信局管内、近畿総合通信局管内、北陸総合通信局管内、中国総合通信局管内、四国総合通信局管内、沖縄総合通信事務所管内で4G用無線局の免許を取得済みである。
したがって、Rakuten Mobileが4G用無線局の免許を取得していない区域は東北総合通信局管内および九州総合通信局管内のみとなるが、近いうちに東北総合通信局管内および九州総合通信局管内でも4G用無線局の免許を取得する可能性が高い。
Rakuten Mobileは仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信サービスを提供しているが、総務省より割当を受けた周波数を利用して2019年10月1日に移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを商用化する。
まずは東京都特別区(東京23区)、愛知県名古屋市、大阪府大阪市から優先的に4G用無線局の整備を進めているが、整備に遅れが生じているため、総務省より3回も行政指導を受けたことが分かっている。
通信方式は4GとしてLTE (FDD)方式の1.7GHz帯(Band 3)を先に導入し、2020年第2四半期に第5世代移動通信システム(5G)としてNR (TDD)方式を導入する計画である。
Band 3はグローバルでは一般的に1.8GHz帯と呼ばれ、世界で最も採用数が多いLTE Bandとなる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。