楽天モバイル、東京都特別区のすべての区で基地局を開設

Rakuten (楽天)の完全子会社で移動体通信事業者(MNO)として新規参入するRakuten Mobile (楽天モバイル)は東京都特別区(東京23区)のすべての区で基地局を開設したことが分かった。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)が運営する電波利用ホームページではRakuten Mobileが開設した基地局数を確認できる。

開設から電波利用ホームページで反映されるまで時間を要する場合もあるが、Rakuten Mobileは2019年9月5日までに東京都特別区のすべての区で基地局を開設した。

Rakuten Mobileは同社が本社を置く世田谷区を皮切りに基地局の開設を開始し、荒川区を除く22の区まで基地局の開設を拡大していた。

2019年9月5日までに荒川区でも基地局の開設を確認できており、ようやく23のすべての区で基地局を開設したことになる。

2019年9月5日時点でRakuten Mobileが東京都内で開設した基地局はすべて東京都特別区内に設置しており、最多の区は世田谷区で、最少の区は荒川区および葛飾区である。

なお、総務省の関東総合通信局管内では東京都のほかに、埼玉県さいたま市西区、北区、大宮区、見沼区、中央区、南区、川口市、千葉県千葉市中央区、花見川区、若葉区、市川市、船橋市、神奈川県横浜市神奈川区、西区、戸塚区、川崎市川崎区、幸区、高津区、多摩区で基地局を開設している。

Rakuten Mobileは2019年10月に移動体通信事業者として新規参入することが決まっている。

移動体通信事業者としての商用化に向けて、東名阪地域から優先的に基地局の整備を進めているが、基地局の整備に遅れが生じていることから、総務省より3度にわたり行政指導を受けた。

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