VERTUが国際展開を再開へ、まずはベトナムから

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中国のVertu Telecommunications Trading (China) (緯図通信貿易(中国))はベトナムに参入することがベトナムメディアの報道で分かった。

Vertu Telecommunications Trading (China)はVERTUのブランドを冠したスマートフォンを含めた携帯端末を展開している。

これまで、Vertu Telecommunications Trading (China)は中国のみで携帯端末を販売しているが、新たに国際展開を開始することになり、2019年10月よりベトナムで携帯端末の販売を開始するという。

2019年10月にベトナムの最大都市・ホーチミン市の1区で小売店を開設し、2019年11月にはベトナムの首都・ハノイ市でも小売店を開設する予定と伝えられている。

ベトナムではハノイ市で設立されたVERTU VIET NAMを通じて携帯端末の販売を行う。

VERTU VIET NAMは2019年5月31日に設立された企業で、所在地はハノイ市のハイバーチュン区である。

VERTUブランドの携帯端末は過去に英国のVertu Corporationが展開していた。

しかし、Vertu Corporationは2017年第3四半期に経営破綻しており、中国を除いたすべての小売店を閉鎖して携帯端末の販売を終了した。

Vertu Telecommunications Trading (China)はVertu Corporationの中国法人として設立されたが、後にVertu Corporationとの資本関係を解消しており、中国における総代理店の位置付けとなっていた。

資本関係を解消済みのためVertu Corporationの経営破綻後も営業を継続できたが、Vertu Corporationの製造機能の停止に伴い携帯端末の調達が困難となり、そこでVertu Telecommunications Trading (China)は製造部門として機能するVertu International Corporationを英国で設立した。

一部のスマートフォンは中国のQingdao Intelligent&Precise Electronics (青島智動精工電子)が製造するが、英国でVertu International Corporationが製造を担当し、Vertu Telecommunications Trading (China)が中国で販売する体制を整えた。

Vertu Corporationの時代にはベトナムに参入していたため、運営主体こそ変わるが、VERTUのブランドとしては約2年ぶりにベトナムに戻ってくることになる。

VnExpress