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NTTドコモの5Gプレサービス用スマホLG OA1930を紹介


NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスの開始に先立ち5Gプレサービスを開始した。

5Gプレサービス向け端末として韓国のLG Electronics、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)、Sony Mobile Communicationsが開発したスマートフォン、SHARPが開発した据置型無線LANルータを用意している。

2019年9月20日に開催された5Gプレサービス ローンチセレモニーで5Gプレサービス向け端末を触る機会を得たので、LG Electronicsが開発したスマートフォン「OA1930」を紹介する。

先に5Gプレサービスに関する概要をすると、5Gプレサービスでは標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定した通信方式であるNRを導入し、周波数はサブ6GHz帯のFR1が3.7GHz帯および4.5GHz帯、ミリ波(mmWave)のFR2が28GHz帯となる。

NR Bandは3.7GHz帯がn78、4.5GHz帯がn79、28GHz帯がn257である。

5Gプレサービスは商用サービスと同等の環境で整備しており、商用サービスのNR Bandもn78、n79、n257で確定した。

なお、n78は世界的には3.5GHz帯と呼ぶことが多く、移動体通信業界では準ミリ波とミリ波を含めてFR2で定義されたNR Bandをミリ波と呼ぶことが多い。

NRにはNRが単独で動作するスタンドアローン(SA)と、NRとLTEが連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されている。

5GプレサービスではNSAで実装しており、商用サービスでもまずはNSAを採用するという。

3GPPでは構成がSAまたはNSA、コアネットワークがEPCまたは5GCなど、それぞれに応じてNRの収容に関する複数のRANアーキテクチャオプションが策定されており、NTT DOCOMOはLTEのEPCに収容するOption 3を採用する模様である。

OA1930は5Gプレサービス向けの試作機で、一般販売の予定はない。

チップセットはQualcomm Snapdragon 855 Mobile Platformを搭載している。

Qualcomm Snapdragon 855 Mobile PlatformにはNRを利用できる通信モデムが統合されていないため、NRに対応する通信モデムとしてQualcomm Snapdragon X50 5G modemを組み合わせている。



デュアルスクリーンとして利用可能

NTT DOCOMOが運用するNR Bandのうち、FR1のn78およびn79に対応するが、FR2のn257には非対応である。

5Gプレサービスの通信速度はFR1で下り最大2.4Gbps/上り最大107Mbps、FR2で下り最大3.2Gbps/上り最大202Mbpsと案内しているが、OA1930ではFR2には非対応となるため、通信速度が下り最大2.4Gbps/上り最大107Mbpsとなる。

なお、NTT DOCOMOが公表した通信速度はLTEとNRのデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity:EN-DC)を適用時の通信速度であり、NRのみの通信速度ではないため留意したい。

NSAのOption 3ではLTEを提供する基地局であるeNBがマスターノード、NRのNSA向けRANでNRを提供する基地局であるen-gNBがセカンダリノードとなる。

そのため、NRの接続にはLTEの常時接続が必要で、常時接続するLTEはアンカーバンドと呼ばれる。

NRとLTEの同時通信を実現する技術であるEN-DCが動作時にNRでも通信できる。

本来の仕様としてNRが単体で通信することはなく、NRとLTEの同時通信となることから、NTT DOCOMOはEN-DCを適用時の通信速度を公表したと推測している。



背面にはトリプルカメラを搭載

外観を確認すると、すでに世界の複数の国で一般販売されているLG V50 ThinQ 5Gと共通である。

NR Bandなどを除いた基本的なスペックはLG V50 ThinQ 5Gと同等と思われる。

LG V50 ThinQ 5Gにはオプション品としてDual Screen for LG V50 ThinQ 5Gが提供されており、OA1930にもDual Screen for LG V50 ThinQ 5Gと同等のオプション品を用意し、NTT DOCOMOのロゴまで確認できた。

なお、LG V50 ThinQ 5Gの本体にDual Screen for LG V50 ThinQ 5Gを装着すると、デュアルスクリーンのように利用できる。

5Gプレサービスでは多視点映像視聴などを提供すると案内しているが、複数の映像を同時視聴する場合など、5G時代にはデュアルスクリーンも生きそうな印象である。

デュアルスクリーンのほかに、開くとタブレットのように使えるフォルダブルディスプレイも5G時代には大きな強みとなる可能性を秘めている。



ラベルを表示

認証情報などを表示するラベルを開くとラベルには特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(以下、技適マーク)も記載されており、技適マークに併記される電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はDF19-0185001、電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号は001-A15300となっていた。

一般販売しない試作機のためか、通信方式はNRとLTEのみに利用できる。

音声通話は完全にLTE上で行うVoLTE (Voice over LTE)のみとなり、電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はDFから始まる。

製造国表示はMade in KOREAとなっており、韓国で製造することが分かる。

LG Electronicsは複数の国でスマートフォンを製造しているが、基本的に高価格帯のスマートフォンは韓国の京畿道平沢市で運営する工場において製造している。

ただ、平沢市の工場ではスマートフォンの製造を終了することが決定しており、平沢市の工場が有するスマートフォンの製造機能は2019年中にベトナムのハイフォン市の工場へ完全に移管する予定とされている。

将来的にはLG Electronicsが発売する高価格帯のスマートフォンはハイフォン市の工場において製造される見通し。

NTT DOCOMOはNRに準拠した5Gの商用サービスを2020年春に開始する予定で、対応したスマートフォンは2020年春に発売する模様である。

LG ElectronicsがNTT DOCOMO向けにNRに対応した商用のスマートフォンを投入するならば、それはベトナム製となる可能性が高い。

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