ベトナム公安省傘下のGmobile、2020年Q2に4G LTEを開始へ
- 2019年10月19日
- 海外携帯電話
ベトナムの移動体通信事業者(MNO)でGmobileブランドを展開するGlobal Telecommunications Corporationは2020年第2四半期に第4世代移動通信システム(4G)としてLTE方式を導入する計画を明らかにした。
Global Telecommunications Corporationは第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式のみで移動体通信サービスを提供しているが、2020年第2四半期の初めにLTEサービスを開始する予定という。
これまでにGlobal Telecommunications CorporationはLTEネットワークの設計を完了しており、2019年11月よりベンダと協力して通信設備の設置などLTEネットワークの構築を開始する。
GSM方式で利用する1.8GHz帯の一部をLTE方式に転用することになり、GSMネットワークを最適化する作業も進めると案内している。
GSMネットワークを最適化する作業の実施に伴い、一部の地域では電波が弱くなるまたは届かなくなるなど、通信品質が不安定になる場合があるという。
高速なLTEサービスを提供するための準備であり、顧客に対して理解を求めている。
なお、Global Telecommunications Corporationはベトナムの政府機関である公安省(Ministry of Public Security)傘下の企業で、2016年10月にベトナムの政府機関で電気通信分野などの規制を担う情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)より4Gのライセンスを取得した。
ベトナムの電気通信法第39条ではライセンスの交付から2年以内にライセンスで指定された業務を開始しない場合、情報通信省はライセンスを撤回できると定められている。
法的にはGlobal Telecommunications Corporationは4Gのライセンスを撤回される条件を満たしているが、ライセンスは撤回されずに取得から3年半以上が経過してLTEサービスを商用化することになる見込み。
ベトナムの移動体通信事業者はGlobal Telecommunications Corporationを除いた全社がLTEサービスを提供しており、Global Telecommunications CorporationがLTEサービスを商用化すればベトナムのすべての移動体通信事業者がLTEサービスを導入することになる。
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